映画「オデッセイ」は、火星で置き去りにされたワトニーが、一人で科学と植物の知識で生きて行くという壮絶なSF映画です。この映画の最後の結末をばらさずに、キャスト・ストーリー・見所を紹介しましょう。
「オデッセイ」のキャスト
映画「オデッセイ」に出演した俳優や女優達を紹介します。ただし、紹介するのは一部なので、紹介していない方達もいるので、ご了承下さい。
マーク・ワトニー(演:マット・デイモン)
火星に残されたワトニーは、死を覚悟しますが、出来る限りの事をして、それを映像に残そうと努力していきます。
ジェシカ・チャステイン(演:メリッサ・ルイス)
チャスティン船長は、火星の突然の嵐に、ワトニーを残すという苦渋の決断を下します。
テディ・サンダース(演:ジェフ・ダニエルズ)
NASAのサンダース長官は、ワトニーより政治を優先する冷酷非情な所があり、カプーアと対立する事もありました。
ビンセント・カプーア(演:キウェテル・イジョフォー)
ミッションの責任者であるカプーアは、何とかワトニーを助けようとする温情派の人物です。
「オデッセイ」のストーリー
NASAから火星に派遣されたのが宇宙船「ヘルメス号」でした。火星に到着していたヘルメス号の中には多くの宇宙飛行士達が、外にいたワトニーやチャスティン船長と無線で通信をしていました。その時に、火星に突然の嵐が襲ってきたのです!
ワトニーが置き去りに?(起)
宇宙船にいた飛行士は、嵐の接近に気づいて二人にすぐ戻るように伝えて、二人はすぐに宇宙船に戻ります。そして火星から即座に離陸しようとします。しかし、その離陸の際にワトニーは嵐に巻き込まれて宇宙服を破損して遠くへ飛ばされてしまいます。
チャスティン船長はワトニーを探そうとしますが、嵐はますます強くなっていきます。多くの仲間達はチャスティン船長に戻るように強く進言します。チャスティン船長はこれ以上の被害を出す訳にもいかず苦渋の決断を下して、ワトニーを置き去りに火星から離陸していきました。
地球では、NASAのサンダース長官がメディアに「ワトニーが破片に当たって死亡」と伝えます。その頃、火星では何とワトニーはまだ生きていました。
ワトニーの決意!(承)
ワトニーは、まず体に刺さった破片を抜き取って一人で治療する事にします。火星には、まだ数多くの設備が残っており、ワトニーは、その設備の中で死んでいくまでの映像を記録させようとします。ハブの中にあるパソコンを使って、現状の説明をしながら、これからどうするべきか映像に残しました。
その夜一人で色々と考えた結果、食料を切り詰めながら、新たな食料を火星で収穫しようと思いついたのです。幸いな事にワトニーは植物学者だったので、それが可能でした。
食料を収穫するために、設備の中に火星の土を運んで周りをシートで覆ってビニールハウスのような環境を一人で作り上げます。その土の中にイモと肥料を丁寧に埋めていきました。ここまでは順調でしたが、問題はイモを成長させる水でした。そこで、残された設備を上手く使って科学的に大量の水を畑に供給する事に成功して、イモを収穫出来るように成功します!
サンダース長官の非情の決断(転)
NASAでは、ミッションの責任者であるカプーアが、サンダース長官に、誰か火星に向かわせるように進言します。しかしサンダース長官はこの時期に火星に向かわせたら、ワトニーの遺体映像が流れると言って許可しません。ワトニーは、遺体映像が流れたら、アメリカ議会がお金を出してくれなくなる事を恐れたのです。あくまでも、1年過ぎてワトニーが砂に覆われる事を待っていたのです!
所が、NASAのミッション・コントロールで火星の映像を確認していたら、何か動く生命体が確認されました。その生命体はワトニーだろうと確信したカプーアでしたが、サンダース長官はチャスティン長官には知らせないように厳命します。あくまでもチャスティン長官には任務に集中させるための非情の考えだったのです。
ワトニーは生還なるか?(結)
ワトニーは火星で以前に残された探索機を発見。それでNASAと通信する事に成功します。ワトニーは、最初にジャスティス長官へ生存している事を秘密にしている事に激怒します。しかし、頭に来た所で地球には戻れないのでNASAの指示通りに任務を遂行していきます。
NASAはようやくワトニーの救出作戦を始動しようとします。しかし、残されたイモの数から大急ぎで行動しなければ、ワトニーが飢え死にしてしまいます。そこで点検なしで補給機を飛ばそうとしますが、運悪く飛行に失敗してしまいます。そこで中国の助けを借りながら、ジャスティス長官にも協力を仰ぎます。世界中の人々が注目するなか、ワトニーの救出作戦がついに動き出します。はたしてワトニーは無事に地球へ生還出来るのか?
「オデッセイ」の見所
オデッセイを最初に見ようとした時は、宇宙でエイリアンと戦うのかな?と思っていました。所が見た感想は現代版の無人島生活だなと感じました。ハブの中でイモ畑を作るというのは、なかなか斬新なストーリーで、SF映画をあまり見ない私でも楽しみながら見れました。そのため、あまりSF映画は興味ないと思う方でも、無人島で生活するバラエティー番組が好きであれば楽しめて見れる映画と言えるでしょう。