イルミナティとはラテン語で「光に照らされた者」という意味ですが、アダム・ヴァイスハウプトが作ったイルミナティと思想として受け継がれているイルミナティは全くの別物と考えた方がよさそうです。
アダム・ヴァイスハウプトも死に際に「闇のイルミナティに気をつけろ」と弟子達に言い残していたそうです。
今回はアダム・ヴァイスハウプトとジョージ・ワシントンは同一人物説について検証していこうと思います。
イルミナティの思想
イルミナティとは、ラテン語で「光に照らされたもの」を意味するが、後に宗教的な活動から「啓蒙、開化」をも意味するようになる。近世以降、この名前で呼ばれた秘密結社が数多くある。グノーシス的要素やテンプル騎士団、シオン修道会、アサシン、フリーメイソンとの関連等を持つとされる。なお、イルミナティに入るためにはフリーメイソンに入らなければならないという説がある。
陰謀論においては非常に人気があり、現在でも密かに世界へ手を伸ばし影響を与えている影の権力であるとされる。ただし、日本ではそれほど有名ではなく「ユダヤの陰謀」や「フリーメイソンの陰謀」などの表現に置き換えられていることが多い。フリーメイソンと混同される場合もしばしばあるが、フリーメイソンとの関連性は低い。
単にイルミナティと言った場合、後述のアダム・ヴァイスハオプト主宰のものを指す場合が多いが、その後に復興運動があったとは言え、その本体の活動期間は実質8年間であり、陰謀論の主体としてはユダヤやフリーメイソンと比較して説得力に欠けるという側面もある。 真の主宰者はピタゴラスの説も。
前回の記事でも述べたように、フリーメイソン内部に入り込んでいるのはイルミナティではなく闇のイルミナティであると推測します。名称をつけるとするならばグノーシス派や世界貴族、スーパークラスと呼ばれる人達で闇のイルミナティという思想を受け継いだ形の無い団体であると思います。
現在のイルミナティの思想とアダム・ヴァイスハウプトの思想は異なる
フリーメイソンは基本的に神を信仰しています。メイソンの階級が上がるにつれイルミナティのメンバーに加入でき、そこで初めてルシファーを信仰する思想を学びます。
アダム・ヴァイスハウプトはどちらかというと共産主義的な思想の持ち主で、その思想は正統派イルミナティのバーバリアン・イルミナティに近いものと思われます。むしろアダム・ヴァイスハウプトの思想を継いでいるのがバーバリアン・イルミナティである可能性が高い。
ジョージ・ワシントンとアダム・ヴァイスハウプトの関係性
アメリカ初代大統領であるジョージ・ワシントンはフリーメイソンメンバーとしても有名だが、メイソン内部に入り込んだ闇のイルミナティに攻撃的な姿勢を取っていた事でも有名である。
1797年9月17日に行なわれたワシントンの最後の大統領演説は、イルミナティがテーマだった。
同じくアダム・ヴァイスハウプトは自分が作ったイルミナティを闇のイルミナティ乗っ取られたようなものでる。
バチカン、カトリック、イエズス会と色々あったが最後に残した言葉は「闇のイルミナティに気をつけろ」だ。悪魔崇拝の思想をもつ者達によってイルミナティはスケープゴートにされ全くの別の組織に成り代わってしまったのである。
たしかに思想、顔つき等似ている部分はあるが同一人物という決定的証拠はないというのが結論です。