トラック運転手に車を傷付けられたので報復を決意した話

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昨日あったことを書きます。個人を特定できる情報については現段階では伏せておきます。
言うまでもありませんが、あくまで僕の主観的な表現になりますのでご理解ください。
また、特に録音等しておりませんのでセリフ等は僕の都合よく解釈している可能性も否定しきれません。

事の顛末

この日僕は、映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を観るために名古屋市西区にあるmozo wondercityに所有する自動車で向かっていました。11:30から上映の回を観る約束のため、30分以上の余裕を持って10:00頃には出発していました。

国道302号を北に走行中、隣の車線を走るトラックが先行する軽自動車を煽っていることに気が付きました。この時は片側2車線の道路。
運転が荒いことで名高い名古屋ですからそんな光景は毎日のように目にするわけですが、「このトラックは軽自動車を舐めていそうだから近付きたくないな」と考えた記憶があります。
この先で僕が走行していた車線が右折レーンに変わり片側1車線に減ることを知っていたのですが、タイミング的に仕方なくそのトラックの前に入らざるを得ませんでした。

このあと、名鉄瀬戸線と302号が交差し、踏切になっている場所に差し掛かります。

運転免許を取得していない人のために無礼を承知で書きますが、踏切に侵入する前に一時停止しないといけないんですよ。
で、こんなことを書くぐらいなので僕はもちろん一時停止をしました。
すると後ろからクラクション(警笛)を鳴らされるわけです。「プーーーッ!!!」

トラックのクラクションって結構デカイ音がするのでびっくりですよ。
「うわあ……この手の人って60km/hで走っててもキレるタイプじゃん……」などと考えていました。どうでもいいですね。
このあとしばらく車間を詰められましたが、車同士の接触はありませんでした。

すぐ次の交差点でした。ミラー越しに後ろのトラック運転手が赤い棒を片手に降りてくるのが見えました。

映画に遅刻するんじゃないかという不安と、面白いことになりそうというワクワクの半々くらいの心理でしょうか。
右の肘でドアのロックを掛け、右手でiPhone 7 Plusを持つとカメラを起動し動画の撮影を開始しました。視認してからここまで約2秒。

ブロガー的には100点じゃないでしょうか。
相手のトラック運転手は僕の車の運転席横まで来て「降りてこい!」と叫びドアのハンドルを開けようとしました。もちろん開くわけないですね。
彼は赤い棒(ハンドルロックだと判明しました)で窓ガラスを1度突き、この時ガラスの一部が欠けたと思われます。

僕も一応自分の正当性を主張しておかなければと思い「踏切ですよね!なんでクラクション鳴らすんですか!」と叫びました。
それから相手は何度かドアのハンドルを開けようとしましたが、信号が青に変わったのを見て去っていきました。去り際に、まるで初めてピンポンをしたかのようにコツンと棒をガラスに当てていきました。ヤダカワイイ。

まとめると、

  • 車間距離不保持
  • 2度ハンドルロックで窓ガラスを叩かれ小さなキズが残る
  • 踏切前の一時停止中にクラクションを鳴らされる

といったところです。

その後、運転しながら30秒ほど思考し、この手の人間は痛い目を見ないと調子に乗りつづけるという結論に至りました。
ここから僕の復讐兼制裁が始まります。(大袈裟)

ステップ1 とりあえず警察に通報しよう

僕の場合は「とりあえずTwitter」でしたが、愚かですね。

皆さんご存知110番のお時間です。

警察「事件ですか?事故ですか?」←これ教習とかで聞いたやつや
ぼく「事故ではないです事件だと思います」
警察「どうされましたか?」
ぼく「現在ハンズフリーで通話中で車の運転をしているのですが、後ろを走っているトラックの運転手に棒のようなもので私の車を殴られました。」
警察「相手の車のナンバーとか見えないですよね?」
ぼく「証拠を動画に収めました。ナンバーも撮影できたので分かります」
警察「では一旦車を安全な場所に停めて、もう一度110番してください」
ぼく「トラックは逃がしちゃっていいんですか?」
警察「あとで調べますのでまずは安全を確保しましょう」
ぼく「はい。かけ直します」

~避難し再び110番~

ぼく「先程お電話した者ですが」
警察「オトモレさんですね。今はどちらですか?」
ぼく「スーパーの駐車場に停めました」
警察「そちらにパトカーを向かわせます」
ぼく「(相手ではなく)ぼくにですか!?」
警察「そうです。事情を聞かせてください」
ぼく「はい。お待ちしております!」

相手はいつでも捕まえられる。そんな余裕を感じました。ではドライバーよ、しばしの間ビクビクしながら待っているといい。

パトカー、来る!

パトカーと原付に乗って計3名の警察官が来てくれました。ここまでの経緯を説明し、車のガラスを確認しました。
相手の武器がハンドルロックなので、ゴム製か樹脂製のものと思われる跡が付着していました。
僕を含めた誰もが「傷はついてなさそう」と考え疑いもしなかったので、軽く確認して終了。
これは間違いでした。今思えば、このときによく確認すべきだった。

警察官からは

  • 傷が残っていないので器物損壊罪を適用することはできない
  • (○ねといった類の)暴言も吐かれていない
  • 相手は調べるが注意することしかできない

と言われました。これには想像がついていました。

この警察官さんとは、相手に注意したら連絡をくれる約束をしました。
「ファンタスティック・ビーストを観る時間が迫っているので行きますね」と言い残しお別れしました。

映画を観る

ネタバレになるので割愛します。

鍋パへGO!!

映画も終わり、車へ戻って窓ガラスを再び確認すると、あるじゃないか小さいけども確かにキズが!
すぐ管轄の警察署へ電話すると

警察「相手と連絡がついたので注意しておきました」

とのこと。仕事早すぎないか?有能かよ。
これで制裁になるわけがない。ふざけるな。

ぼく「その件でご相談があるのですが、よく見たらキズがあったので器物損壊に切り替えることって可能ですか?」

警察官もこの発言には「おうふ」って顔してました。電話越しでもわかりましたよ僕にはね。
なんでも、相手に修理の意思が認められる場合は器物損壊罪として刑事告訴(だっけ?)できないとのこと。
警察は介入できないので相手に修理する意思があるか確認して欲しい、と相手の名字と電話番号を伝えられました。

いや相手キレてたらまともな話できなくね?
僕は17時から約束している鍋パに参加するため大学に向かいながら、次の一手を考えることにしました。

困ったら弁護士に相談しよう

ということで早速「弁護士 無料」でググりました。
出るわ出るわ、名古屋近辺の法律事務所。

SEOが優れていたので「愛知総合法律事務所」をチョイスし、面談の約束を20:00から取り付けました。

正直ここらへんはノリです。
制裁がどうこうよりも「弁護士に相談してみてえ。なんなら訴訟してみてえ」くらいの気持ちです。

あと「弁護士に相談した」という事実が武器になるかなと。

モンスター鍋

大学についた僕は、鍋パ会場で待機していると後輩が調理を始めました。ワクワク。
ここで警察から電話があり、一度車両を見せて欲しいとのことなので21:00に約束しました。

僕の大学の一部では、エナジードリンクであるモンスターシリーズを調理に用いるのが流行しています。
善悪の区別がつかない後輩がモンスターエナジーとカオスを各1/4ほど投入してしまいました。いとかなし。

(もちろん全て美味しくいただきました)

vs 弁護士

なぜか体調が優れませんが、約束しているので弁護士との面談に向かいました。10分前に着いたので目的を再確認しました。

  • 弁護士の名刺をゲットする
  • 制裁を与えるために目指すところを聞く
  • ただし無料相談の範囲内で(30分)

尋ねると部屋に通され、お茶を出されました。
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話した結果、訴訟はできるが費用対効果を考えると現実的ではない。相手(もしくは運送会社)に手紙を送ってみるのはどうか、とのことでした。
ちなみに、弁護士の方はずっと笑いを堪えていたようですが、僕が弁護士だとしても笑っちゃう案件だと思うので非常に申し訳なく思います。貴重なお時間をありがとうございました。

このあと警察に車両を見せるとともに、相手の情報(フルネーム・住所)のゲットを目指します。

オトモレ、出頭する。

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11:00の時点でキズを発見できなかったことを悔やみました。
「一度キズがないと処理している以上器物損壊に変更はできない」と告げられたのです。まあ当然ですよね。
僕が器物損壊罪にしたいがためにキズを付けた可能性だって否定できないわけです。それほどのリスクを犯すメリットが僕にはありませんが。

担当してくれた警察官も理解のある方でしたが「話し合いの場を提供することはできるが、警察としてはこれ以上介入できない。申し訳ありません」と。
「本当にありがとうございます。最後に一つお願いがあるのですが、相手に了承を得た上で構いませんのでフルネームと住所を教えていただけませんか?電話より手紙を送る方が効果的だとアドバイスを受けました」と言うとこれを快諾。
10分もしないうちに情報をゲットしました。

警察も弁護士も、ここまで力になってくれるとは………。正直、期待以上です。(失礼な表現だな)
あとは、ここまでで揃えた武器で戦うのみです。

明日(日付が変わったので今日)、相手に電話をして修理する意思の有無を確認します。

  • 修理費を支払う意思があるか確認する
  • 相手を脅さない(恐喝罪になってしまう)
  • 可能なら慰謝料を請求してみる

相手の出方しだいでは、次の制裁手段を考えます。パッと思いつくのだと会社に修理費を請求するとか。
仮に示談で成立しても、その条件次第では証拠の動画を公開するつもりです。
現時点で公開しないのは、インターネットを報復ごときに使いたくないという思い(つまり迷っている?)と、決着が着くまでは自分の力で戦いたいから、ですかね。

このへんは自分でもよくわかってないのですが、泣き寝入りする気だけはゼロなので相手が最も困る選択をし続けたいです。僕の気まぐれが続く限りは。