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【北朝鮮情勢】国際赤十字会長が訪朝 北東部の被災地確認

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【北朝鮮情勢】
国際赤十字会長が訪朝 北東部の被災地確認

 国際赤十字社・赤新月社連盟(IFRC)の近衛忠●(=火へんに軍)会長は3日、北朝鮮を訪問した。8月末に大きな洪水被害に見舞われた北東部、咸鏡北道の被災地の復興状況などを確認する。

 国連機関などによると、水害による死者・行方不明者は計約540人に上り、約7万人が住居を失った。IFRCは国際社会に緊急支援を呼び掛けているが、10月末までに目標額の25%しか集まっていなかった。

 近衛氏は3日、経由地の北京で記者団に「これから冬場で寒くなるので(支援を)急がなければならない」と話した。

 IFRCによると、近衛氏は10日まで北朝鮮に滞在し、特に被害が深刻だった咸鏡北道の会寧や茂山を訪れる。また平壌で、最高人民会議の金永南常任委員長ら高官との面会も予定している。

 日本赤十字社社長を務める近衛氏の訪朝は1998年以来。平壌国際空港では朝鮮赤十字会の白勇浩副委員長が出迎えた。(共同)

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