NNNドキュメント「迷走する轍(わだち)~貸切バス業界の闇~」
2016年12月4日(日) 25時05分~25時35分 の放送内容
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最終更新日:2016年11月28日(月) 12時30分
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
今年1月、長野県軽井沢町でスキーツアーバスが道路下に転落、大学生13人が死亡した。
ある遺族は通夜の席で「事故は社会問題によって生じた歪み」と訴えた。
私たちが全国の貸切バス業者に行ったアンケートと取材によって、仕事を得るために下限額を下回る受注を受け入れるバス業者や手数料の名目でキックバックを求める旅行業者の実態。さらに運賃の偽装や、それを見抜けない国の監査体制の脆弱さが浮かび上がる。
バス業界の危険な闇を追った。
【内容】
1月15日、長野県軽井沢町で乗客乗員41人が乗ったスキーツアーバスが道路下に転落、15人が死亡した。そのうち乗客13人は全員が大学生だった。ある犠牲者の父親は通夜の席で「事故は社会問題によって生じた歪によって発生したように思えてならない」と訴えた。
国は2000年に、一定の条件を満たせばどんな会社でもバス事業に参入できる“規制緩和”を行った。その結果、安値競争が加速。ところが…。
2007年、大阪府吹田市で長野県のスキーバスが橋脚に衝突。添乗員が死亡、25人が重軽傷を負った。2012年には群馬県の関越道で高速ツアーバスが防音壁に激突し、石川と富山の乗客7人が犠牲となった。利益の追求に走り安全をないがしろにした業者が、重大事故を引き起こしたのだ。
国はその後、制度の見直しや厳罰化を図ったが、軽井沢で事故を起こしたバス会社は、事故後33もの法令違反が発覚。運賃も守られていなかった。
番組では、バス業界の構造的な問題に着目。全国の貸切バス業者に行ったアンケートをもとに取材を進めた。すると、仕事を得るために法定下限額を下回る価格で受注する実態や、“商慣習”という理由で、旅行会社が手数料やキックバックを求める実態。そして、運賃の偽装。そうした行為を見抜けない国の監査体制の脆弱さも見えてきた。
バス業界の危険な闇を見つめる。
闇その1 「手数料の搾取」
関越道の事故を受け導入された新運賃制度。バス会社が安全運行に費やすコストを確保できるよう、旅行会社から支払われる運賃の下限額を引き上げ、以前より運賃収入が多くなるよう改善された。しかし、一部の旅行会社は運賃に含まれる“手数料”の割合を増やし、バス会社に支払う金額を抑えていた。中には、10%だった手数料を35%に引き上げ、実質的に運賃が下限割れになっているケースも…。ある旅行会社は「事故を起こしたのはバス会社なのに、なぜバス会社だけ収入が増えるのか?国が手数料に まで踏み込んで対策を講じない限り、こうしたケースはなくならない」と語った。
闇その2 「運賃の偽装」
あるバス会社では、国の監査を逃れるため“運賃の偽装”が行われていた。監査に必要な契約書には、旅行会社から20万円近い運賃が支払われたと記載。しかし実際の請求書に書かれていたのは10万円も安い金額だった。法律で定められた下限額を下回っていたのだ。バス会社の社長は「1度断れば、もう仕事は来なくなる」と漏らした。バス会社と旅行会社が手を結び、“運賃の偽装”が行われている実態が取材から浮かび上がる。
そして… 「追いつかない監査」
国土交通省に取材すると、監査官の数が足りないため、十分な監査を実施できていないと語る。しかしそれは、関越道バス事故の際にも問題になったこと。4年前からバス業界に横たわる闇は、ずっと消えていないのだ。
また、スキーバスが運行するシーズンがやってくる。
今年1月の軽井沢の事故現場。多くの若者の夢を奪ったその現場には、崖下へと突っ込んでいくバスの轍(わだち)が生々しく残っていた。なぜ、過去の事故の教訓は生かされなかったのか?二度と同じ轍(てつ)を踏まないために、私たちにできることは何なのか?
15人が死亡した軽井沢のバス事故。その後、極端に運賃を抑える旅行業者や仕事を得るためそれを受け入れるバス業者。運賃の偽装を見抜けない国の監査体制が浮かび上がる。
出演者
- ナレーター
- 二又一成
番組内容
今年1月、長野県軽井沢町でスキーツアーバスが道路下に転落、15人が死亡した。娘を失った遺族は「事故は社会問題によって生じた歪み」と訴えた。その後行った全国の貸切バス業者へのアンケートと取材により、仕事を得るために下限額を下回る受注を受け入れるバス業者や手数料の名目で極端に運賃を抑える旅行業者の実態。さらに運賃の偽装や、それを見抜けない国の監査体制の脆弱さが浮かび上がる。バス業界の危険な闇を追った。
制作
- 共同制作
- テレビ信州/テレビ金沢
その他
- 属性情報?
-
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
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