夢と希望の? 演劇鑑賞会

マスター:四月朔日さくら

シナリオ形態
ショート
難易度
やや易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
4~10人
サポート
0~0人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
締切
2016/11/24 19:00
完成日
2016/11/28 06:23

このシナリオは5日間納期が延長されています。

みんなの思い出

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オープニング


 ヤマシナ学院、と呼ばれるその学校では、様々なイベントが催される。
 そもそもリゼリオにあるヤマシナ学院といえば、一部では有名な学校だ――生徒の自主性を尊重し、リアルブルーにより近い形式でのカリキュラム作成などにも評価がある。
 特に、先にも示した多種多様なイベントは、生徒の自主性矢感受性をのばす為の行事といって他ならず、最近着実に生徒数を増やしつつあるのだという。

 そのヤマシナ学院から、ハンターオフィスに連絡があったのは、数日前。

『ハンターの皆さんに、お芝居をしていただけないでしょうか?』


 なんでも学院長であるヤマシナ氏の意見では、演劇などを鑑賞することによって、生徒達の想像力を養う効果があるのだとか。
「でも、ハンターさんたちにお芝居って、それもまた急な話ですね?」
 オペレーターの一人がそういうと、
「いや、リアルブルーでは結構こういう情操教育としての観劇会はあるからなぁ。ハンターの方が時間の拘束という意味での身動きもとれやすいし、人生経験なんかを含ませることもできるだろうし……逆に合ってるかも知れない」
 リアルブルー出身の先輩格オペレーターが、そう言ってけろりと笑う。
「そう言えば……これ、題材は自由なんですかね?」
「特に指定はなかったな……でも折角なら、こっちからすこし、提示しておくか。院長にも、その旨はすぐに伝えるから」

 そんなこんなで。

 『ヤマシナ学院の演芸鑑賞会』にて役者募集。
 題材は、『リアルブルーのおとぎ話』。

 さあ、我こそと思う方。
 是非是非、参加をお待ちしております。

プレイング

ユーリ・ヴァレンティヌス(ka0239
エルフ|15才|女性|闘狩人
さてと、演劇のお題目はアリアが用意してくれた『眠り姫』だっけ…?なんだけど、王子役かぁ…。
ヤバい…少しだけ緊張しちゃったかも。まぁでも、本番になれば大丈夫かな。
…戦場の方が余程緊張する筈なのに、絶対に自分の感覚がおかしいと思わざるを得ない。
でも、何はともあれ子供達が喜んでくれる為にもやれる事をやりますか。王子役だから、出来るだけ凛々しく演じてみるよ。

◆行動
劇『眠り姫』の王子役として劇に参加。
装備が煌剣「ルクス・ソリス」、魔獣装甲「タイラント」、サーコート「リ・シュバリエ」と王子というよりは騎士の様相が近いが、そこは言葉遣い等の演技でカバー。
※騎士(王子)役の為、口調は出来るだけ丁寧な男性口調で。なお、舞台に演技中は覚醒時の姿で行う。

最初に登場するシーンは、眠り姫の元へと向かうべく道を阻む茨を斬り払い突き進む所より。
得物が大きい為、観客に当らない様に立ち回り、なお且つ心を惹き付けるのを意識してスキルで演出を入れながら剣舞の要領で行う。
途中、茨に絡まれそうになりそれを振り払う等の演技もいれ、辿り着くのが容易で無い事を表現。それでも諦めずに歩みを止めず進んでいくのも忘れずに。

最後の眠り姫を抱き起すシーンは、抱き起す前に兜を脱いで素顔を晒してから。長い髪はあらかじめリボンで後ろに一つに纏めておく。抱き起す際は優しく、そして眠り姫に声をかける際は目線を合わせる様に

スキル適宜使用、アドリブ歓迎
アリア・セリウス(ka6424
人間(紅)|16才|女性|闘狩人
【心情】
蒼の世界の『おとぎ話』を舞台に、ね?
私とてカナタの見たことのある、別の世界の月も見てみたし、物語にだって触れたい
少しは夢物語を歌うのもいいでしょう

『さあ、始まるのは、眠りにて夢を見て、百年を焦がれたお姫様の話』

私は百年も待つ気、ないけれどね?

【演目】

演目は『眠り姫』

配役は善き魔女の配役

序破急の三段劇の形で進め

【演技】
穏やかで神秘的な魔法使いの役
マイペース、普段通りを心がけ
失敗しても、普段通りだから許さしてねと自分に言い聞かせ
優しさと温もり、掛け合いの『魔法使い』を信じて寄せ

『序』では歌うように百年の眠りへと誘い

『破』では言葉の応酬と共に、月魄で大太刀をヴァイオリン、西洋剣を弓と見立てて済んだ音を響かせ

「あのお姫様は百年も孤独だったの。独りきりが寂しい、孤独は嫌だって気持ち、貴方なら判るでしょう?」

魔法使いに言い、抗う茨を退かせ

「あの王子様の勇気と優しさを見届けましょう? 貴方にも、こうして百年、つきあった魔女がいるじゃない……それじゃ、不満?」

もう貴方は、孤独でも一人でもない
私も、この百年、同じだった
紅と蒼の世界が交じり合うかもしれないイマなら尚更

また、『急』ではミュージカル形式
存分に舞い踊り、祝いと幸せの歌を奏であげるわ
これからも続く姫と王子の物語
子供達の未来という夢を、祝うよう

※アドリブ等お任せ
巡り合う幸せの物語を、夢と希望として
紅と蒼の世界に訪れる幸せのように語りたく
東條 奏多(ka6425
人間(蒼)|18才|男性|疾影士
アドリブや改変など歓迎します

【心情】
懐かしいな、童話なんて
まさかハンターの仕事でこんなことまでやるとは驚きだが
まあ、出来る限りのことはやらせてもらおうか
それに、昔好きだったこっちの世界の物語を、知ってもらいたいしな

【概要】
劇の内容は眠り姫
別名、眠れる森の美女だな
リアルブルーの多くの人間が知ってるだろう有名な童話だ
序破急の三段劇の形で演じていく

【演技内容】
配役は、いわゆる悪い魔法使い
この手の話に必須の悪役だ、丁寧に役割をこなさないと

「序」では姫に呪いをかけるシーンを演じる
幸せな国の連中への恨みや孤独の寂しさなど、負の感情を表すような演技を
悪役らしく、大見得きった口上なんてできたら文句なしだよな
「迫害され、孤独になって、そんな苦しみを味わうことが無い様に、死の安息をお姫様に与えよう!!!」

「破」では王子の勇気を見て、アリアの演じる魔女に説得をされ、棘を解き、道を開けるシーンを
「ああ、独りは寂しい。この先もずっと独りならせめて、誰かにこの気持ちを分かってほしくて……」
でも、こんなことをしても、孤独は変わらなくて
「そうだな、嫌いだったはずのお前が最後まで残って、私は救われた……」
優しさってきっと、そう言うものなんだろうな

「急」ではミュージカルの形式で、祝福と希望の歌と踊りを
どんな過去でも、どんな今でも、幸せな未来があるんだと、願いを込めて
まあ、歌も踊りも得意じゃないが、そこは周りを頼ろうか
メイリン・クラウフェルト(ka6572
人間(蒼)|13才|女性|魔術師
【心情】
懐かしい物語
わたくしがお姫様、ですか……
なんだか照れくさいような、わたくしにはまだ早いような気もいたしますけれども
せっかくいただいた役ですもの、精一杯演じさせていただきますわ
子供達に楽しんでいただけたら何より幸いですの

【演目・配役】
『眠り姫』の主人公、お姫様

【演技】
ドレスと冠で着飾って美しいお姫様に
演技中は普段のお嬢様言葉ではなく、普通の丁寧口調

『序』は幼くあどけない少女
悪い魔法使いに呪いをかけられ、
小さな自分には何をされたのかもわからないけどなんだか苦しくて、泣き叫ぶ
その後良い魔女の魔法をかけられ、穏やかに眠りに落ちる

『破』は美しく立派に育ったお姫様
10代後半のイメージで普段の自分よりもお姉さんらしく
眠りから覚めて、一言

「あら……ここは、どこかしら? なんだか、とても長い夢を見ていたような気がします」
「王子様、今ここにいるあなたは、夢ではないのですよね?」
「……あなたが、私を助けてくださったのですね」

と、柔らかく微笑み

悪い魔法使いを見かけるとぞっとして王子様にしがみつく
けれど、改心する魔法使いを見て一安心
魔法使いと魔女に向けてお礼を

「ありがとうございます。あなた方が見せてくれた夢の世界はとても綺麗で不思議で、楽しいところでしたよ」

『急』では王子様と優雅にダンスをしながら、皆と一緒に歌いますわ
子供達にも、どうか幸せな夢が届きますようにと

※アドリブ大歓迎

リプレイ本文


 ヤマシナ学院はその日、ざわざわと賑わっていた。
 講堂に集められた生徒達が、ひそひそと、楽しそうに話し合っている。そのさざ波が、少しずつ大きくなって、そして学院全体を覆うような錯覚に襲われるのだ。
 熱気を孕んだその様子は、演者たるハンターたちにも伝わってくる。誰かが、こくりと生唾を飲み込んだ。
 それでも時間はやってくる。
 開演の時間が――

 パ、と照らされるスポットライト。
 その下には、演目が、丁寧な文字で書かれている。
 名前は――『眠り姫』。
 蒼の世界では馴染みの深い、呪いで百年の眠りについた若き王女のおとぎ話である。
 

 数日前――
「蒼の世界のおとぎ話を、舞台に、ねぇ?」
 そう言ってほう、と息をついたのはアリア・セリウス(ka6424)だ。
「私とて、カナタの見たことのある、別の世界の月も見てみたいし、物語にも触れてみたい……こういうときくらい、夢物語を歌うのも、いいでしょう」
 そう言うと、まわりの参加者もこくこくと頷く。カナタ――東條 奏多(ka6425)は、リアルブルー出身で、アリアにとっては『同居人』だ。
「そうだな……それにしても懐かしいな、童話なんて。まさかハンターの仕事でこんなことまでする、というのも驚きだが、……まあ、出来る限りのことはやらせてもらおうか。それに、昔好きだった、俺の世界のおとぎ話をみんなにも知ってもらいたいしなぁ」
 見た目はやや大人びていても、子どもっぽさの残る奏多である、そう言うと口もとににまっと笑みを浮かべた。その笑みは、どこか子どもらしさを垣間見せていた。
「眠り姫、なんてどうだろう」
「ねむりひめ?」
 不思議そうに首をかしげたのは、ユーリ・ヴァレンティヌス(ka0239)。彼女はエルフであり、当然ながらリアルブルーについては疎い方だ。アリアも、同じように首をかしげている。
 その様子を見たメイリン・クラウフェルト(ka6572)が、
「リアルブルーのおとぎ話で、別名を眠れる森の美女、というのですわ、アリア様」
 そう微笑みながら簡単に粗筋を説明する。
 メイリンにとって、アリアは大切な先輩だ。お淑やかながらも、年相応の汚点バップりも発揮するメイリンはまだまだ幼い。でもどこかうっとりした顔になっているのは一目瞭然だった。
「そうか、メイリンもリアルブルーの出身だったら判るな。そう、リアルブルーでは人気の高い、多くの人間の知っているであろう童話だ。それをいわゆる、序破急に分けて演じたらどうかと思って」
 序破急とは、演劇に限らず物語を三部構成にするときに用いる言葉だ。あらすじに従ってそれを説明すると、アリアが嬉しそうにポン、と手を叩いた。
「なんだか素敵ね。それにしましょう」

 そうやって、演目も、役も、じゅんじゅんに決まっていったのだった。

●序
『――さあ、はじまるのは眠りにて夢を見て、百年を焦がれたお姫様の物語』
 朗々と、アリアの声が響く。

 背景は、どこかの城の大広間のような書き割り。モブとして参加している学院の教師が、赤子らしきものを抱いているところからはじまる。

『昔あるところに、それはそれは美しいお姫様が生まれました』

 彼らはすっと後ろに下がると、メイリンがあどけなさをいっぱいにした可愛らしいドレスと、やはり可愛らしい冠をつけて、登場する。

『姫は、健やかにあるようにと、たくさんの魔法使いの祝福を受けることとなりました』
 本来なら、誕生の記念で行われるパーティの中の場面なのだが、人数や時間も相まって、そこは幾らかはしょっていく。
 これもまた教師達が手伝って、その様子を再現してくれる。
 あるものは、その美貌を。
 あるものは、その才知を。
 あるものは、その器量を。
 それぞれ高らかにうたいあげていく。

 しかし、最後の魔法使いが祝福をしようとする直前――
 ばぁん!
 突如乱入してきたのは、奏多演じる悪い魔法使いだ。
(この手の物語には必須の悪役だからこそ、逆に丁寧に役割をこなさないと)
 そう胸に思いながら、奏多は大見得を切った口上を述べる。
「お前達は何故私を呼ばなかった! 私がそれほどに憎いか! 一人取り残される寂しい思いを、お前達は感じることが出来るのか!」
 そう言って、周囲を見渡す。いかにも悪者である、という風な黒い衣装を身につけ、大声でまくし立てる様子は、間違いもなく悪役に相応しい。
「そう、私は……迫害され、孤独になって、そんな苦しみを味わうことがないように、そう、死の安息をお姫様に与えよう!!」
 それは祝福ではない。呪いと呼ぶに相応しい、悪しき思い。その様子を見た眠り姫――メイリンは、ぎゅっと胸を掴んで、そして苦しそうに泣き叫ぶ。なにをされたのか、幼くて判らないままに、ただ苦しむ少女。可哀想なお姫様。
 しかしそこでいいえ、と最後の魔法使い――アリアが、前に出てくる。
「いいえ、いいえ――お姫様は、死ぬことはありません。百年、あなたは眠るだけ。そののち、貴方を目覚めさせる、そんな存在がきっと現れるのですから」
 歌うように、祈るように、その声は講堂に響いていく。
 するとメイリンは、ふるりとまつげを震わせて、そしてゆっくりと瞼を閉じていく。苦悶の表情も抜け落ち、幼子が眠るその表情になって――穏やかな眠りの海に、落ちていった。


●破
『――それから何年がたったことでしょう。姫の住んでいた城はいばらに取り囲まれ、いまは誰も入ることの叶わぬ場所となってしまいました。しかし、そんな中で――一人の若き王子が、眠り姫の城へ向かうのでした』
 颯爽と現れたのは、蒼白い雷のオーラを纏った、覚醒した状態のユーリだった。頭からつま先まで、全身を金属鎧に身を包み、美しい剣を腰に下げたその姿は、王子と言うよりも若き騎士、という風情ではある。しかし、その美貌に、だれもがうっとりと眺めていた。
「……あの噂の姫の所へ行きたいのだが……茨のつるが、そこかしこに広がって、まともに動くことも難しいな。斬り開いていくほか、ないか」
 敢えて男性口調を心がけながら、ユーリは剣をぶんぶんと振るう。王子にとって見せ場だ、大きな得物を相手にしていると言うこともあってなるべく派手に、身体を動かす。すると、城へ向かう障害は少しずつ消えていった。途中、茨のつるに絡め取られそうになることもあり、子どもたちは固唾をのんでそれを見守っていたが、それもみごとな立ち回りで回避し、逆にその道の困難さを表せるようにもなっている。
 そして気が付けば、王子の前には一本の道ができあがっていた。城へと繋がる、一本の道。
「いざ、ゆかん」
 王子はそう言い、城へを歩みをすすめる。

 城のなかでは、先ほどよりも幾分大人びた姿のメイリン――眠り姫が、静かに目を閉じて眠っていた。
「な、どうやってここに!」
 そう狼狽えるのは、奏多演ずる悪い魔法使い。
「百年の時を経て、お姫様も目覚めの時を迎えたの。だって、お姫様だって百年、孤独だったのよ? 一人ガ寂しい、孤独が嫌だという気持ち、貴方ならばわかるでしょう?」
 武器を楽器に見立てて澄んだ音を鳴らし、歌うように奏多を説得するのは、アリア。
「ああ……そうだ。独りは寂しい。この先もずっと独りであるならせめて、誰かにこの気持ちを判って欲しくて、」
 血を吐くように、そう呟く奏多。アリアは優しく微笑みを浮かべた。
「……そろそろ意地を張らずに、あの王子さまの勇気と優しさを、見届けましょう? 貴方にだって、こうして百年、付き合ってあげた魔女がいるじゃない……それじゃあ、ご不満かしら?」
 アリアは、そう言って奏多に軽くウィンク。
 そう、もう奏多――悪い魔女は孤独でもひとりでもなかった。この百年の間、アリア――良き魔法使いが、奏多の側にいたのだから。
 それは、まるで紅の世界と蒼の世界が、違えた世界なのに背中合せであるのによく似ていて。表裏一体とは、よく言ったものだ。
「……そうだな、嫌いだったはずのお前が、最後まで残って。そして私は救われていた……」
 呆然とそう口に出し、そして思う。
(優しさってきっと、そう言うものなんだろうな)

 いっぽう、メイリンはいつもよりもやや大人びた服装で、眠りについたまま。そこにやってきたユーリは、開口一番、
「姫!」
 そう叫んで、メイリンを抱き起こす。兜を脱ぎ、素顔を晒して。さらりと、長い白銀の髪がこぼれ落ちる。もっとも、その髪は後ろでリボン留めされているのだけれども。やさしくやさしく抱きかかえ、そっと姫――メイリンに、声をかける。
「姫、姫。貴方の目覚めに、やってきました」
 そして、そっとその頬のあたりに、唇を掠める――ふりをする。きゃあっと、固唾をのんでいたらしい少女達が叫んだ。
 そしてそれを合図にゆっくりと目を開けた少女は、自分のことをまっすぐ見つめる優しい眼差しに、何度か瞬きしながら、
「あら、ここはどこかしら……? なんだか、とてもとても、長い夢を見ていたような気がします」
 いつもよりも幾分大人びた口調で、ユーリにそう話しかける。
「姫、貴方を助けに来たのです」
「え。……王子さま、今ここにいるあなたは、夢ではないのですよね?」
 まるで夢心地、というふうに、メイリンはユーリに、姫が王子に問いかける。
「ええ。夢などではありません」
 わずかにぽっと頬を染めるメイリン。
「……あなたが、助けて下さったのですね」
 柔らかく微笑むと、ふと周囲を見渡す。奏多演ずる悪い魔法使いの存在に一瞬驚いた様子を見せるも、改心している様子にほっと胸をなで下ろし、そしてふたりに心からの言葉を述べた。
「ありがとうございます。貴方方が見せてくれた夢の世界はとても綺麗でふしぎで、楽しいところでしたよ」
 それは暗にリアルブルーをさしているのだろうか。
 少女の笑みはどこか懐かしげにも見えたのだった。


●急
『さあ、そして姫と王子さまはこれから幸せになるのでしょう。踊りましょう、歌いましょう、未来に願いを込めて』
 そんな口上ののち、軽快な音楽が鳴り響く。それに合わせるように、四人の演者達が、楽しそうに踊り始めた。
 そう、ちょうどミュージカルのように。まだまだ幼い子どもたちの祝福と希望を、歌と踊りに込めて。
 踊りなんて得意というわけではないけれど、というものも混じっているが、そこはそれ、周囲の人々の助けを借りながら、なんとかこなしていく。
 メイリンとユーリは、中央で優雅にダンスを踊る。姫と王子の、これからの幸せが目に見えるような、華やかさで。


 ――この物語が、少年少女の胸にどれだけ響いただろう。
 それは、鳴り響く拍手で、一目瞭然だった。
 子どもたちはハンターの演技に感動し、誰からともなくスタンディングオベーションとなっている。
 きっと、子どもたちは忘れない。この、ささやかでも大切な時間を。
 リアルブルーの物語を。


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重体一覧

参加者一覧

  • 龍奏の蒼姫
    ユーリ・ヴァレンティヌス(ka0239
    エルフ|15才|女性|闘狩人
  • 旋風舞踏
    アリア・セリウス(ka6424
    人間(紅)|16才|女性|闘狩人
  • 背後に憂いなし
    東條 奏多(ka6425
    人間(蒼)|18才|男性|疾影士
  • ビギナー
    メイリン・クラウフェルト(ka6572
    人間(蒼)|13才|女性|魔術師

サポート一覧

マテリアルリンク参加者一覧

依頼相談掲示板
アイコン 劇の相談
アリア・セリウス(ka6424
人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|闘狩人(エンフォーサー)
最終発言
2016/11/24 03:27:48
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2016/11/24 03:04:46