東京五輪向けIAEAと核テロ対策の協力強化を確認へ

東京五輪向けIAEAと核テロ対策の協力強化を確認へ
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政府は、4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、核を使ったテロへの対策を強化する必要があるとして、来週、IAEA=国際原子力機関との間で、テロ情報の共有や技術面などの分野で、協力の強化を確認することにしています。
核を使ったテロへの対策が国際的な課題となる中、政府は、4年後に東京オリンピック・パラリンピックを控え、こうしたテロへの対策の強化を進めています。

こうした中、政府は、今月5日からウィーンで開かれる「IAEA核セキュリティ国際会議」にあわせて薗浦外務副大臣を派遣し、IAEAの天野事務局長との間でテロ情報の共有や技術面などの分野で協力の強化を確認することになりました。

IAEAは、これまでオリンピックやサッカーのワールドカップの開催国に対する支援に取り組んでいて、政府としてはIAEAが持つテロ関連情報や専門的な知見を共有し、核テロの防止に向けて技術面などでの支援を受けたい考えです。

政府は、薗浦副大臣と天野事務局長の会談を踏まえ、今後、具体的な協力内容の調整を進めていくことにしています。