こんにちは。パンスト職人こまるです。
早速ですが皆さんはパンストがどうやって作られているかご存知でしょうか?
これ、意外と知られていないと思います。
この前、こんな事がありました。
僕が製作途中だったパンストをカバンの中に入れて帰宅した時です。
嫁ちゃん「なんか入ってるよ」
こまる「パンストのサンプル」
嫁ちゃん「ふーん。こんな白いの誰が買うの。バレリーナ?」
こまる「いや、染める前だから」
嫁ちゃん「え?」
こまる「これからベージュか黒に染めるのよ」
嫁ちゃん「そうなんだ、初めから色ついてるんだと思った」
こまる「………(´・ω・`) 」
なかなか衝撃でした。
一般女性はいいとしてもパンスト職人の妻としては、あるまじき発言!
この事態はパンスト職人としては放っておけません。
という事で今回はパンストが出来るまで、順を追って簡潔に説明しましょう。
細かいところは省くので、業界関係者はいちいちツッコまないように。
この記事は何がなんでも嫁ちゃんに読ませなければ。
まずは生地を編み立てます
まずはパンストを編む為の機械、編み機に糸をセッティングします。
ボタンを押すと、その糸が自動的にどんどん編まれていく訳ですね。
簡単に説明すると、丸い輪っかの中に針がたくさんあって、その針が上下を繰り返す事でどんどん生地がらせん状に編みあがっていくという感じ。
筒状の編み生地が出来上がっていくんですね。
小学生の時、家庭科で牛乳パックを使ったリリアン編みって習わなかったかしら?
イメージはあれです。あれのすっごい細いやつと思ってください。
編みあがった生地を縫製します
編機から出てくる生地は、1本の長い筒の状態で出てきます。
そのままでは、ただの筒生地。
これをパンストの形にしなければいけません。
まず筒生地を2本用意して、上の部分(お尻から股の部分まで)を縫い合わせます。
そして、それぞれの下部分も縫い合わせてつま先を作ります。
これでパンストの形が出来上がります。
※この時点の生地を嫁ちゃんに見せた訳です
好きな色に染めます
出来上がった生地を、好きな色に染めていきます。
洗濯機に絵の具を投入していくイメージです。
色というのは、赤、青、黄の3色で出来ているので、その組み合わせのバランスを調整して、狙った色に合わせていきます。
たとえばベージュなら、赤3割、青1割、黄6割とかね。
ベージュの中にも、濃いのや薄いのや色々あるので、とても細かなバランス調整が必要になります。
乾かしてキレイにセットして出来上がり
染まった後は生地が濡れてて、シワシワの状態です。
これを乾かしながら、キレイな状態になるようにセットします。
人間とおんなじです。お風呂あがりのドライヤーと思ってください。
生地を、足の形になっている金板に穿かせて、熱い蒸気で乾かしていきます。
これが終われば、パンストの出来上がりです。
最後にパッケージング(ラッピング)して完成です。
お店に出荷されていきます。
まとめ
という事で今回はパンストが出来るまでについてでしたが、いかがでしたでしょうか。
すごい手間でしょ。
1足出来上がるのにすごい時間かかるんですよ、これ。
こんなに手間かけて作ってるのに今や1足100円以下で売られてたりもするからねえ…世知辛い世の中ですよホント。
お菓子みたいに中身少し減らしてみようかな。穿けなくなるか(笑)
これだけ手間がかかってるんだよって事をたくさんの人に知ってもらいたいねえ。
いつかもっとパンスト価値が見直される時代が来ますように。
ではでは。