無病息災を祈願する「大根炊き会」 奈良

無病息災を祈願する「大根炊き会」 奈良
k10010794611_201612041455_201612041457.mp4
大きな釜で炊き込んだ大根を食べて無病息災を祈願する「大根炊き会」が奈良県の信貴山にある寺で行われています。
「大根炊き会」は、かつて、農家から大根が奉納されたのをきっかけに、奈良県平群町の信貴山大本山千手院で行われるようになった年末の行事で、大根を食べて新しい年の無病息災を祈願します。

境内では、厄よけや長寿などを祈願する護摩がたかれる中、直径1メートルほどの釜で、輪切りにした大根が炊き込まれました。炊きあがったおよそ3000人分の大根は、祈とうを受けた参拝者に次々に配られ、参拝者は、湯気が上がる熱い大根に息を吹きかけて冷ましながらおいしそうに味わっていました。

大阪から訪れた30代の女性は「毎年、家族の健康を願って来ています。家族全員元気なので願いがかなっているんですね」と話していました。