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“油流出を想定”尾鷲湾で訓練
11月30日 12時36分
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海上の事故で船舶から大量の油が流出したことに備えた訓練が三重県尾鷲市で行われ、海上保安部や地元の漁協がオイルフェンスの設置の手順などを確認しました。
訓練には尾鷲海上保安部や地元の漁協などから約100人が参加し、尾鷲湾内で貨物船に衝突したタンカーから原油が約3000リットル海上に流出したという想定で行われました。
訓練では、まず、巡視艇に乗った海上保安部の職員がガス検知器を使い、爆発の危険性がないかどうかを調べました。
そして、湾内に設置された養殖いかだや定置網に油が広がらないよう、海上保安部の職員と地元の漁業者が、長さ200メートルから300メートルの3本のオイルフェンスを設置したあと、漁業者が漁船に備えられた油の吸着マットを海面にまくなどして漏れた油を回収する手順を確認していました。
尾鷲海上保安部の辻久智部長は、「今後も関係機関と連携を深めて実際に事故が起きたときに迅速に行動できるようにしたい」と話していました。
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