11月29日 18時56分
受託収賄などの罪に問われ、28日、名古屋高等裁判所の2審判決で逆転有罪を言い渡された岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長は29日の市議会全員協議会に出席し、市長を続ける意向を示しました。
本議会の後、午前11時前から始まった美濃加茂市議会の全員協議会は、くわしいやりとりは非公開で行われました。
協議会の後、取材に応じた議長によりますと、一部の議員から市長に対して、「身の振り方を考えたらどうか」という意見が出されたということです。
これに対して、藤井市長は今後も市長を続ける意向を示したということです。
それ以上、議員からは市長の責任を強く問う意見は出なかったということです。
藤井市長は浄水設備の導入をめぐり、業者から現金を受け取ったとして受託収賄などの罪に問われ、1審判決では無罪でしたが、28日の名古屋高等裁判所の2審判決では、執行猶予の付いた懲役1年6か月の有罪を言い渡され、市長側はこれを不服として上告しています。
藤井市長は「判決によって全国から美濃加茂市に対していいイメージを持たれないのが残念だ。場合によっては公務の幅を検討したり、代行を立てたりすることもあるかもしれないが、今後も市長としての職務を全うしたい」と述べました。
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