自民党の西村康稔副幹事長は4日のNHK番組で、カジノを中心とする統合型リゾート(IR)整備推進法案の今国会成立に全力を挙げる考えを示した。民進党の玉木雄一郎幹事長代理は、議員立法である同法案が2日の衆院内閣委員会で採決を強行されたことについて「異常だ」と批判した。
西村氏は、法案はIRの整備推進を政府に促す内容だとして「この法案でカジノが解禁されるわけではない。政府が実施法案を作り、国会に提出された段階で議論を深めたい」と理解を求めた。
内閣委採決の際に自主投票とした公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は「党内に賛否がある。衆院本会議採決も、自主投票で臨みたい」。(共同)