韓国パク大統領の即時退陣求める集会 最多３２万人が参加12月4日 4時26分

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韓国でパク・クネ（朴槿恵）大統領の弾劾を求める議案が提出されたあと初めて開かれた、大統領の即時退陣を要求する抗議集会には、これまでで最も多いおよそ３２万人が参加し、任期満了を待たずに辞任する意向を表明した大統領に対する圧力がますます強まっています。

韓国のパク・クネ大統領の長年の知人や側近らが起訴された一連の事件をめぐり、パク大統領は、再来年２月の任期満了を待たずに今後の与野党の決定を受けて辞任する意向を表明しましたが、野党３党は３日、大統領の弾劾を求める議案を国会に提出しました。

こうした中、ソウル中心部では３日夜、パク大統領の即時退陣を要求する大規模な抗議集会が６週連続で開かれ、警察の発表で参加者はおよそ３２万人と、民主化以降、最大規模となりました。
３日夜の集会では、大統領府からわずか１００メートルとこれまでで最も近い場所までデモ隊が近づくことが、裁判所から認められました。
デモ隊は警察が設けたバリケードの前で「大統領は即刻退陣せよ」とか「弾劾に賛成しない与党は解散しろ」などと声を上げ、許可された時間を大幅に過ぎても抗議を続けていました。

集会の規模が過去最大となったことについて、韓国の通信社、連合ニュースは「参加者が手にしたろうそくの数は、弾劾に向けた動きを加速させている」と伝えました。

このように、大統領に対する圧力はますます強まっていて、弾劾の議案の採決が今月９日に行われる見通しの中、パク大統領や与野党がこうした国民の声を受けてどう動くかに注目が集まっています。