「エヴァ」庵野秀明監督側が古巣を提訴

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 大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を手がけた庵野秀明監督が社長を務める会社が、かつて庵野氏自身が在籍していた「ガイナックス」に対して1億円余りの支払いを求める裁判を起こしていたことが分かった。

 東京地裁立川支部に訴えを起こしたのは、大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』や映画『シン・ゴジラ』などを手がけた庵野秀明監督が社長を務める、アニメ制作会社「カラー」。

 訴状によると「カラー」は、かつて庵野氏が在籍していたアニメ制作会社「ガイナックス」との間で、庵野氏が関わった過去の作品を商品にする際、使用料を受け取る契約を結んでいたという。

 しかし、この使用料の支払いや「ガイナックス」側に貸し付けた資金の返済が滞ったため、カラーは合計1億円余りを支払うよう求めている。

 これについて「ガイナックス」は日本テレビの取材に対し、「係争中のため対応は控える」としている。