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働く雰囲気を事前にチェック!工場見学ができる、おすすめの自動車工場

自動車工場で働きたいと考えている人にとってのご案内です。職探しをする際には、勤務場所、給与、福利厚生などさまざまな希望や条件があるものです。その中には、どのような雰囲気の場所で働くのか、行う仕事は具体的にどのような内容であるのかといった実際に自分の目で確認してこそわかるポイントもあることでしょう。そこで、工場で働き始める前に、事前に見学をすることができる自動車工場について、見学内容や申し込み方法などをご説明します。

☆企業側も見学者もどちらも得をする!?工場見学のメリットとは

大人の社会科見学スポットとしても人気がある工場ですが、不特定多数の部外者を作業中の現場に入れるなどの点から企業にとってマイナスとなるのではないかと疑問に思う人もいることでしょう。中には無料で見学が可能である工場もあるため、企業のメリットが感じられないと考える人もいるかもしれません。
  
しかし実際には、工場見学は企業側にもメリットがあります。工場の見学に訪れた人たちに自社の製品を見てもらい、知ってもらうことで商品の宣伝となり、広告効果が生まれるからです。また、作業中の様子を部外者に見られているという意識から、働いている人たちに適度な緊張感が生まれ、モチベーションが上がり、生産性が高まるというメリットが生じるケースもあります。
  
一方、見学者側は自分が日頃使用しているもの、身近にあるものがどのような工程をたどって作られているのかを自分の目で見ることができたり、工場で働きたいと思っている人が実際の職場の様子をじっくりと見て事前に確認することができたりといった利点があるのです。

☆何を見ることができるの?自動車工場の見学内容とは

自動車工場ごとに生産しているものや扱っているものがそれぞれ違うため、見学することができる内容の詳細は異なっています。しかし、一般的には各工場で行われている実際の生産ラインの一部の様子や最新技術の見学ができるようになっています。たとえば、トヨタでは最新の車両に試乗したり撮影をしたりすることができるトヨタ会館での自由見学の後、バスツアーにより実際の組み立て工場や溶接工場などを訪れ、世界的にも評価されている「トヨタ生産方式」と呼ばれる高い技術とシステムを生で見ることができるようになっています。
  
また、日産では車やエンジンの組み立ての工程の見学を中心としたコース内容が用意されています。たとえば横浜工場ではエンジン組立ラインの中の、ルノー社と共同開発された最新の「MR型エンジン」の生産ラインの見学をすることが可能となっています。さらに組立ラインで採用されている簡単な装置の展示と実演とともに見学者も体験できる体験コーナーも用意されています。
  
自動車の製造工程のうち、自分が見学したいと思っているものはなんであるのかを考え、希望に合った生産ラインを見学できる工場を選ぶと良いでしょう。

☆大手自動車メーカーならここ!おすすめの工場5選

初めて自動車の工場見学を行う人や、じっくりと見学をしたい人などにおすすめなのが、見学のルートや見学環境が整備されている大手メーカーの自動車工場です。世界最大手であり日本を代表する自動車メーカー、トヨタ自動車の工場は本社のある愛知県豊田市、自動車部品の生産を担当するトヨタ北海道がある苫小牧、高級車レクサスなどの生産を手掛けるトヨタ九州がある福岡県宮若市の3箇所にあり、一般の人でも見学することが可能となっています。
  
フランスの大手自動車製造会社であるルノーと提携を結んでいる日産自動車は、フーガ、スカイライン、シーマ・ハイブリッドなどの生産ラインを見学できる栃木県河内郡上三川町に位置する栃木工場、神奈川県横須賀市に位置しコンパクトカーの生産をしている車両組み立て工場である追浜工場、セレナやティアナムラーノなどの車種を生産している福岡県苅田町にある九州宮田工場を見学することができます。さらに、小型商用車を中心とした製造を行っている神奈川県平塚市にある湘南工場やエンジン生産を行う福島県いわき市のいわき工場、自動車の組み立ては行わずエンジンやサスペンションといった自動車部品を作っている神奈川県の横浜工場も見学可能です。
  
二輪車において世界トップのホンダこと本田技研工業では、埼玉製作所に所属する3つの工場のうち、エンジンや塗装、各種部品の取り付けや完成車の検査まで一貫した生産を行っている狭山完成工場と小型乗用車製造の寄居完成車工場で見学をすることができます。
  
また、スバルをブランドとする富士重工業の工場は、群馬県太田市に位置する群馬製作所矢島工場でレガシィーシリーズやフォレスターなどの乗用車が作られている工場の様子を見ることが可能です。
  
自動車メーカーとして歴史のあるダイハツ工業では、2か所の工場が見学可能となっています。一つ目が、大分県中津市にあり生産ラインや検査ラインを見学できる大分(中津)第1工場、二つ目が福岡県にあり軽自動車のエンジン組み立てラインが見学できる久留米工場です。

☆見学するならしっかりと守ろう!工場見学する際に気を付けるポイント

見学をしている最中も工場内では生産作業が行われ続けています。ミスが許されない作業を行う工場スタッフの邪魔になるような行為は必ず避けるよう気を付けて見学をしましょう。例えば、大きな声で騒がしくおしゃべりをしたり、連れて行った子供が走り回ったり、工場内で飲酒や喫煙を行ったりすることは基本的なマナー違反です。
  
また、技術が宝となる工場では作業の様子を写真や動画で撮影することが禁止されている場合がほとんどです。勝手に撮影することは避けて、現場で働く人や案内担当のスタッフの指示に従い、節度のある行動を行うようにしましょう。ルート外に興味のある場所があっても案内を無視して工場内を勝手に歩き回るようなことは決して行ってはいけません。
  
さらに子どもの年齢制限があったり、ヒールの高い靴が禁止されていたりするところもあるため、事前に見学の条件についての確認をしておくと安心です。

☆どうやったら参加できる?工場見学の申し込みの方法

工場を見学する際には通常、事前に予約をしておくことが必要となります。工場ごとに定められている、電話、インターネット、FAX、郵送などの方法で見学したい人の氏名や人数などを伝えて申し込みを行います。一般的に工場見学のスタイルには小学校の社会科見学、中高大生などの学生グループや企業などの団体による見学、個人による見学があり、それぞれの見学スタイルごとに予約が可能となる開始日が異なる場合があります。
  
早いところでは半年前から予約受付が開始となることもあるため、希望する日や時間帯がある場合には事前に確認しておくと良いでしょう。工場の広さや案内が可能な人数にあわせて通常、定員枠が設けられているため、希望する場合には早めに申し込みの手続きを行っておくと安心です。見学を希望する日や時間帯が締め切られている場合でもキャンセルにより定員枠に空きができた際には連絡を受けることができるサービスを用意している工場もあります。見学を中止していたり、見学できない日が設けられていたりする場合もあるため、事前に企業や工場のホームページなどで申し込みに関する詳細をチェックしておくと安心です。

☆自分の目で見て不安も削減!仕事探しには自動車工場見学

実際に勤務してみなければ通常、見る機会がない職場の様子も、見学ツアーに参加することで事前に工場内の様子を知ることが可能となります。
  
自動車工場では、各企業により技術力や生産システム、生産しているものが異なります。日本が誇る高い技術力を発揮させた現場で働くことができる自動車工場での勤務を検討している人は、見学への参加を通して各工場で異なる現場の様子を自分の目で見て、工場ごとに持つ特色を知っておくことで、自分の希望に合った仕事を見つけることが可能となります。
  
また実際に働き始めた時には、事前に職場の雰囲気を知っておくことでスムーズに仕事に就けるようになることにも期待が持てます。自分がどのような生産ラインに関わりたいのかを考え、その生産に関わる工場をホームページなどでチェックし、申し込みをしてみると良いでしょう。





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