パ軍・姜正浩の「ヒット・エンド・ラン」にファンも球団も激怒

■ファンも球団も激怒

 韓国の野球ファンの失望は大きい。「あまりにも悪質で許せない」「姜正浩は江南のど真ん中でヒットエンドラン(野球の戦術と当て逃げをかけたもの)をした」「飲酒運転は殺人行為」などの批判が相次いだ。

 姜正浩が所属するピッツバーグ・パイレーツ異例なほど強い表現を使って見解を示した。パイレーツは同日、フランク・コネリー球団社長名義のコメントで「姜正浩は非常に深刻な(very serious)事件で立件されたと聞いた。非常に(extremely)失望した。飲酒運転がどれだけ愚か(foolish)で危険な行為かはよく分かっている。負傷者がいないのが幸いだ」と述べた。プロ野球解説者のミン・フンギ氏は「パイレーツは普段あまり使わない強い調子の言葉を使うことで失望していることを公にした。罰金や出場停止など重い懲戒処分は避けられないだろう」と見ている。姜正浩が次々と私生活上の問題を起こしていることから、チーム内での今後の立場も不透明になった。

 大リーグ事務局の懲戒処分も避けられない見通しだ。大リーグは飲酒運転を薬物に匹敵する重大犯罪と見なし、厳密に処分している。罰金刑はもちろん、事案によっては出場停止処分を下すこともある。姜正浩が飲酒運転で当て逃げをしただけでなく、うそをついたことまで明らかになれば、状況はさらに悪くなる可能性がある。昨年韓国プロ野球リーグ出身の野手として大リーグ成功神話を生んだ姜正浩だが、野球の実力ではなく私生活のせいで選手生活に大きな汚点を残すことになった。

崔鍾錫(チェ・ジョンソク)記者 , ユン・ヒョンジュン記者
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