パ軍・姜正浩の「ヒット・エンド・ラン」にファンも球団も激怒

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 米国で性的暴行容疑が持たれている姜正浩(カン・ジョンホ、29)=ピッツバーグ・パイレーツ=がまた問題を起こした。しかも今度は「飲酒運転と当て逃げ」だ。姜正浩は2日未明、ソウル市江南区内で酒を飲んで運転し、ガードレールを壊して逃走した疑いで書類送検された。口裏を合わせて同乗者が運転していたことにしようとした疑いも持たれている。姜正浩は今年6月、米シカゴのホテルの部屋で出会い系サイトを通じて知り合った白人女性に対して性的暴行を振るった容疑で立件されている状態だ。姜正浩を告訴した女性が行方をくらまして捜査が進まない状態だが、それからわずか5カ月でまた不祥事を起こしたことになる。姜正浩は所属事務所を通じて「取り返しのつかない過ちをした。どんな罰でも受ける」と謝罪文を発表した。

■人身事故でなかったのが救い

 姜正浩は10月初めに帰国、出身地の光州市ではなくソウル市江南区内のホテルに1人で滞在していたという。ある野球関係者は「姜正浩は自費でパイレーツの韓国人トレーナーを連れてくるほど、来シーズンの準備に意欲を見せていた」と語った。だが、姜正浩にとってはトレーニングよりもプライベートに関する調整の方が難しかったようだ。

 同日の事故現場の防犯カメラ映像を見ると、大きな人身事故にならなかったのがせめてもの救いと思われるほどの大事故だった。姜正浩が運転していた車は同区内の三成駅交差点で右折する際に減速せず、横断歩道のガードレールにぶつかってもそのまま走り続け、センターラインを超えていた。まかり間違えば人身事故になるところだった。警察が調べたところ、姜正浩の血中アルコール濃度は免許停止レベルの0.084%だった。

 問題はこれだけではなかった。警察が目撃者の通報を受けてホテルの駐車場に出動した際、前部が大きく破損した車には、姜正浩と一緒に酒を飲んだ同乗者の男しかいなかった。男は当初、「自分が運転していた」と言っていたが、警察がドライブレコーダーの映像を確認すると、「姜正浩が運転した」と供述を変え、「善意からうそをついた」と言った。その後、出頭して事情聴取された姜正浩は「近くのクッパ専門店で同乗者の男ら友人3人と焼酎・ビールを飲んだ。彼にうそをつかせたことはない」と話したという。もし姜正浩と男が口裏を合わせていたことが明らかになれば、姜正浩は最高で懲役3年を言い渡される可能性もある。

崔鍾錫(チェ・ジョンソク)記者 , ユン・ヒョンジュン記者
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