隣の住人におかずとかお裾分けすると、包丁を持って殺しに来る世の中になりました

渋川市のアパート２軒で１日夜、男が包丁を持って隣室に押し入るなどし、銃刀法違反容疑で逮捕される事件が相次いだ。
午後６時５５分ごろ、渋川市渋川のアパートの一室で「包丁を持った人が暴れている」と１１０番があった。
駆け付けた渋川署員が、このアパートに住むホテル従業員、関口光司容疑者（５９）を住居侵入と銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。
同署によると、関口容疑者は刃渡り約１７センチの包丁を自室から持ち出し、隣に住む男性（５９）の部屋に押し入った。
「壁をたたく音がうるさかったので抗議に行った」と供述しているという。

午後７時４０分ごろには、渋川市渋川の別のアパートの大家（６９）から「住人が包丁を持って訪ねてきた」と１１０番があった。
駆け付けた同署員が、アパートに住む無職、木暮光秋容疑者（４７）を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。
同署によると、木暮容疑者は刃渡り約１９センチの包丁を手に、隣室の無職女性（７５）の部屋の窓ガラスを割った。
「冷たくされて腹が立った。脅すつもりで割り、大家に報告に行った」と供述しているという。女性は当時、留守だった。

女性は毎日新聞の取材に「以前、おかずをおすそ分けするなど親切にすると、勝手に部屋に入り込むようになり、
距離を置くようにした。逆恨みで最近は、深夜に『殺すぞ』と言われたこともあり怖かった」と話した。
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100903ddlk10040120000c.html