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病院にタクシー突入…3人死亡、7人負傷 福岡

病院に突っ込んだ車両=福岡市博多区で2016年12月3日午後6時16分、和田大典撮影(一部画像を処理しています)

 3日午後5時ごろ、福岡市博多区大博町の原三信(はらさんしん)病院の東館1階ラウンジにタクシーが突っ込んだ。福岡県警博多署によると、ラウンジなどにいた男性2人と女性1人が死亡し、女性1人が意識不明、男女6人が負傷した。博多署は、タクシーを運転していた福岡市西区小戸4、タクシー運転手、松岡龍生(たつお)容疑者(64)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した。同法の過失致死傷に容疑を切り替えて送検する予定。【志村一也、青木絵美】

64歳運転手逮捕…過失傷害容疑

 博多署によると、死亡したのはいずれも職業不詳の福岡市博多区豊1、花田盛幸さん(44)と妻の美佐代さん(44)、同区東比恵4、遠藤一行さん(53)。頭を強く打つなどしていた。松岡容疑者は「ブレーキを踏んだが止まらなかった。(ギアを変えて)エンジンブレーキもかけようとしたが減速しなかった」と供述している。呼気からアルコールは検出されていないという。

 タクシーはかなりのスピードが出ていたとみられ、来院者らがくつろぐ場所となっているラウンジの窓ガラスを突き破り、完全に建物内に入り込んだ。個人タクシーで当時客は乗っていなかった。東館は、JR博多駅前の目抜き通りである「大博通り」に面した本館の裏手にあり、タクシーは東館と本館の間を南北に走る細い市道を走行していたとみられる。同署は当時の速度についても調べる。

 原三信病院のホームページによると、多くの診療科を備えた総合病院で全359床。事故のあった東館は2014年に完成した。1600年に黒田長政に藩医として召し抱えられたのが起源で、代々「原三信」を名乗り、12代原三信が1879(明治12)年、現在地に開業した。

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