東海 NEWS WEB

ニュース詳細
神社関係者が大麻栽培を申請

11月28日 19時05分

神社関係者が大麻栽培を申請

3004736871_20161129100815.mp4

通常、栽培が法律で禁じられている大麻草について、三重県の神社関係者などで作る団体が、行事で使う麻の繊維を確保するために欠かせないとして、栽培するための許可を県に申請しました。
28日は、県内の神社や皇學館大学の関係者で作る団体の担当者が県庁を訪れ、栽培の許可を受けるため申請書を提出しました。
大麻草の栽培は、大麻取締法で禁じられていますが、都道府県の許可を受ければ栽培することができます。
三重県は、麻薬成分の含有量が少ない品種かどうかや、盗難対策が徹底されるかどうかなどを確認した上で、許可するかどうか判断します。
団体によりますと神社での神事などで使うしめ縄や玉串などには、大麻の茎の部分を加工した「精麻」と呼ばれる繊維が使われていますが、国内での生産量が減少し、確保するのが年々難しくなっているということです。
団体では、県から認められれば、来年春から伊勢市内の50アールほどの土地で栽培を始めたいとしています。
申請した伊勢麻振興協会の新田均理事は「精麻は県外に生産を頼っているが、それすらも危うい状況だ。麻は神社の神事において核心の部分なので、伝統は何とか守りたい」と話しています。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ