日銀で大学生が独創的アイデア競うコンテスト
全国の大学生が金融の分野で独創的なアイデアを競うコンテストが日銀で開かれ、地域を活性化するために小判の形をした独自の地域通貨を発行するといったユニークな提言が相次ぎました。
このコンテストは、日銀が学生を対象に毎年開いているもので、ことしは全国38の大学や専門学校から118のアイデアが寄せられました。3日は書類の審査を勝ち抜いた東京と青森の5つの大学のチームが日銀の本店で最終審査に臨みました。
このうち東京理科大学のチームは、キャンパス近くにあり昔ながらの街並みが残る東京神楽坂の街の魅力をアピールしようと、この地域だけで使える通貨を発行するアイデアを着物姿で披露しました。地元の呉服店で着物をレンタルすると、小判の形をした地域通貨を受け取ることができる仕組みで、これを商店街で買い物する際に使えるようにするという案です。
このほか、ボードゲームを使って若い人に老後を見据えた資産形成について考えてもらおうというアイデアも出されました。
審査の結果、地域通貨のアイデアを出した東京理科大学のチームが最優秀賞を受賞しました。このチームの女子学生は「夏から企画を考えて何十回も練習をしてきました。緊張しましたが、よい発表ができ自信につながったと思います」と話していました。
審査員長を務めた日銀の岩田規久男副総裁は「日銀の金融政策にもいろいろな批判があるが、学生が新しいアイデアを出して試行錯誤を繰り返しながら学ぶ態度は見習うべきで非常に参考になる」と述べました。
このうち東京理科大学のチームは、キャンパス近くにあり昔ながらの街並みが残る東京神楽坂の街の魅力をアピールしようと、この地域だけで使える通貨を発行するアイデアを着物姿で披露しました。地元の呉服店で着物をレンタルすると、小判の形をした地域通貨を受け取ることができる仕組みで、これを商店街で買い物する際に使えるようにするという案です。
このほか、ボードゲームを使って若い人に老後を見据えた資産形成について考えてもらおうというアイデアも出されました。
審査の結果、地域通貨のアイデアを出した東京理科大学のチームが最優秀賞を受賞しました。このチームの女子学生は「夏から企画を考えて何十回も練習をしてきました。緊張しましたが、よい発表ができ自信につながったと思います」と話していました。
審査員長を務めた日銀の岩田規久男副総裁は「日銀の金融政策にもいろいろな批判があるが、学生が新しいアイデアを出して試行錯誤を繰り返しながら学ぶ態度は見習うべきで非常に参考になる」と述べました。