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【ゴルフ】

笠&堀が勢い呼んだ 女王日本が4戦全勝発進

2016年12月3日 紙面から

第1日、17番でアプローチショットを放ち握手する堀琴音(左)と笠りつ子。堀の右手の甲には日の丸が=三好CCで(板津亮兵撮影)

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◇ザ・クイーンズ<第1日>

 ▽2日▽フォアサム▽愛知県みよし市・三好カントリー倶楽部西コース(6500ヤード、パー72)▽天候・晴れ、13・3度、北西1・8メートル▽4チーム36選手

 初代女王の日本は、4試合とも勝ちきって、連覇へ好スタートを切った。昨年から日韓対抗戦が拡大し、欧州、豪州ツアーの代表も参戦。日本は初日に8ポイントを稼いだ。2位には韓国、欧州が4ポイントでつけ、豪州は全敗だった。先頭で回った笠りつ子(29)=京セラ、堀琴音(20)=東芝=組が、欧州ペアを2アンド1で下して先勝し、日本に勢いを呼び込んだ。

 最年少出場の20歳の堀がこの日の主役だった。2番でいきなり欧州組に先行を許したが、3番で8メートルのバーディーパットを沈め、すぐにイーブンに押し戻した。

 圧巻は17番のアプローチショット。笠のティーショットがグリーンをとらえきれず、残り30ヤード近くを残した。グリーンを縦、横に歩いて落ち着いてラインを読んだ。ピンより右のうねりの高い中央付近を狙ったボールは、そこから大きく弧を描いてカップ方向へ転がり、あわやチップインという絶妙な寄せとなった。

 「一番大きかった」と笠が感謝すると、堀も「このへんに落とそうと決めてしっかり落とせた。勘っぽい感じだったけど、奇跡です。ははは」と笑いが止まらなかった。

 最年少で日の丸を背負った重圧は予想以上に大きかった。スタート前は「(ボールが)そのへん、飛んでくんじゃないかな。初めてこんなに緊張した」と振り返った。そんな堀を、主将でもある笠が明るくサポートした。

 勝負は3日間あり、堀は「明日も勝って、最後も勝てるように頑張る」と最終日の笑顔を誓った。 (福沢和義)

 

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