JR北海道「維持困難」の石北線 沿線自治体が対応協議

JR北海道「維持困難」の石北線 沿線自治体が対応協議
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JR北海道が単独で維持することが困難だとしている路線の1つ、石北線があるオホーツク地方の市町村長らが、今後の対応を協議する初めての会合が、北見市内のホテルで開かれました。
会場となった北見市内のホテルにはオホーツク地方の18の市町村長や議会の議長など36人が集まりました。

まず、北見市の辻直孝市長は「今後、JR北海道から何らかのアクションがあると思うが、その前に地元自治体としての方向性を確認したい。鉄道は地元の生活や経済活動に必要である」と、鉄道の重要性について話しました。

会合では、JRから自治体への費用負担の話が出た際の対応や、「沿線自治体だけでなく、オホーツク地方全体で問題を捉えることが必要だ」などが話し合われたということです。

会合のあと、北見市の辻市長は「JRの路線の維持は、地域の物流や観光、それに防災の生命線だと思っている。現在の運行体制を堅持してほしいということは一致した認識として確認できた」と話していました。

オホーツク地方の市町村長らは今後も、JR北海道の動向を確認しながら協議することにしています。