皆様、こんにちは。アフィ部長です(๑•̀ㅂ•́)و✧
DeNAのキュレーションメディアが大炎上してますね。
今回のDeNA問題は、他のキュレーションメディア、個人のブログメディア、アフィリエイトサイト、企業のオウンドメディア、ニュースメディアなど、多方面に大きな影響を与えるネット史に残る大事件です…。
本記事では、このDeNA問題が各方面に与える影響を、私見たっぷりに予想してみたいと思います。(高城剛メルマガ風)
ネット界隈の方々は、飛び火して大火傷しないためにもDeNA問題の影響を予想しておきましょう⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
キュレーションメディア時代の終焉
まず、キュレーションメディアの時代、完全に終わっちゃいましたね…。
キュレーションメディア関係者の皆さま、謹んでご冥福をお祈り申し上げます(♡ >ω< ♡)
自主的にキュレーションメディアの記事を非公開にする企業も増えてきましたね。いまキュレーションメディアを運営している企業は、今後DeNA問題が飛び火して大炎上する可能性が高くて危険ですYOー!ポケモンGOのレアポケモンのごとく、早く逃げてーーーーー!!!!
そもそも近年キュレーションメディアが爆発的に増えてきた理由の1つは、「キュレーションメディア運営型スタートアップ企業の大型買収が成立した」からです。
2014年に「iemo」「MERY」「nanapi」などのキュレーションメディアが数十億円規模で買収され、2016年になってからは「mamari」「ハゲラボ」「Candle」などのキュレーションメディアも約10億円規模で買収されています。
- 2014年10月:「iemo」と「MERY」の2社を約50億円でDeNAが買収
- 2014年10月:「nanapi」を約77億円でKDDIが買収
- 2016年6月:「mamari」運営のConnehitoをKDDI傘下のSyn.ホールディングスが買収
- 2016年9月:「ハゲラボ」運営のゴローをユナイテッドが8.1億円で買収
- 2016年10月:「Candle」をクルーズが12億5000万円で買収
しかし、今回のDeNA問題により、今後はキュレーションメディアに関する買収&取引が減っちゃうと思います…(੭ ˃̣̣̥ ω˂̣̣̥)੭ु⁾⁾
なぜなら、「大企業にとってキュレーションメディアは企業コンプライアンス的にリスクが高すぎる」ことが明確になったからです。いくらマイナス金利とは言え、よほど相性が良い買い手・売り手が運良くマッチングしない限り、今後は取引が成立しなくなるでしょう。
これって実は、VC(ベンチャーキャピタル)から資金調達しているキュレーションメディア型スタートアップにとっては、EXIT(出口)がなくなったことを意味してます…。
スタートアップのEXIT戦略は、大きく分けて「IPO(上場)」か「M&A(企業売却)」のどちらかです。キュレーションメディア単体では「IPO(上場)」は難しく、かつ「M&A(企業売却)」も極めて難しくなりました ( ‘д‘⊂彡☆))Д´)パパパパーン
現状で既に成功していて、収益化も順調なキュレーションメディアなら、しばらくはPPAPのように生き残れるかもしれません。しかしキュレーションメディアの信頼が大幅に低下したことで、純広告による広告収入は難しくなり、今後の成長があまり期待できなくなりました。VC(ベンチャーキャピタル)の人たちは、すぐには投資資金を回収できないかもしれませんが、復興城主になった心意気で支援を頑張ってもらいたいです!
ということで、「キュレーションメディア型スタートアップ企業はVCから資金調達しづらくなり、今後はキュレーションメディア自体が減っていく」というのがキュレーションメディア界隈への影響予想です。
個人のブログメディア、アフィリエイトサイト、企業のオウンドメディア、ニュースメディアなどへの影響予想
では次に、キュレーションメディア以外のネットメディアへの影響は?
まず問題になるのは、今回大炎上した「WELQ」のような医療・健康系のネットメディアです。
特に薬事法・健増法・景表法に関わる、記事&広告があるネットメディアは超危険です。アフィリエイト案件としては、医療・健康食品・サプリメントなどのジャンルが有名ですね。
もし関与しているネットメディアは、法律・リスクについて理解した上でメディア運営しましょうね _:('Θ' 」 ∠):_プルプルプル
不正確な情報を提供している医療・健康系のネットメディアは盛り土問題のように、国や地方自治体から呼び出されたり、事業停止の行政処分が出たり、見せしめに逮捕されたり、様々なリスクが起こり得ます…( ´͈ ᗨ `͈ ) '`,、ワラエナイヨ…
なので「医療・健康系のネットメディア・記事・広告に関係する人は、細心の注意が必要になる」というのが直近の大きな影響です。
クラウドソーシング&ライターへの影響予測
一言でいえば「クラウドソーシング&ライター市場のバブル崩壊(なげやり予想)」です(☝ ՞ਊ ՞)☝サゲサゲ
もう少し説明を加えると、高品質な記事を求めるネットメディアが増え、高品質記事を書けて信頼できるライターの価値・単価はさらに高まります。
逆に、キュレーションメディア&サテライトサイトの低品質記事を量産していたような低品質ライターの需要が減り、単価も下がり、仕事として成立しづらくなると思います。
クラウドソーシングの仕組み自体は、「保育園落ちた日本死ね」と思っているママさんでも安心して働ける仕組みになるように超期待しているので、クラウドワークス&ランサーズの神ってる対応を楽しみにしています٩( 'ω' )و ガンバルンバ
Googleの検索アルゴリズム(SEO)への影響予測
そして、気になるのはGoogleの今後の対応です。
今回のDeNAのキュレーション問題の根本的原因は「Googleの検索アルゴリズムがDeNAのSEO対策で完全攻略された」からです。_(┐「ε:)_ズコー
たとえDeNAのキュレーションメディアの非公開になっても、Googleの検索アルゴリズムが改善されない限り、同様のメディアが聖地巡礼して同様の問題を繰り返すだけです。
しかも実は、日本のGoogleサーチクオリティチームは今回のDeNA問題を以前から認識していましたが、対応することができませんでした…。
つまりDeNAのキュレーションメディアは、「①Googleウェブマスター向けガイドライン」に沿った上で、「②Google検索アルゴリズム」で高評価を獲得したということです。
↓①ウェブマスター向けガイドライン
なので私は近い将来、上記の「①Googleウェブマスター向けガイドライン」「②Google検索アルゴリズム」ともに、一部が変更されると考えています。
①Googleウェブマスター向けガイドラインへの影響予測
以前アフィリエイト部の記事に書いたように、Googleの検索アルゴリズムは「Google RankBrain」により人口知能(ディープ・ラーニング)を活用しながら、検索結果のランキングアルゴリズムを改善し続けています。
しかし、Google(人口知能)は文脈・背景を理解できていません。医学的に内容が間違っていても、トランプ現象のように倫理的に問題あって炎上していても、判断ができません。
これは、人工知能における重要な難問である「フレーム問題」と言われていて、人工知能のみでは解決不可能です。ぶっちゃけ、これらの問題は定量化できません٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
なので近い将来、「Googleウェブマスター向けガイドラインの項目が増え、Googleサーチクオリティチームが手動(人力)で判断できる権限が強くなる」と予想します。
②Google検索アルゴリズムへの影響予測
そして、そもそもGoogleは数百の要素から判断して検索順位を決定しています。さらに近年はGoogle RankBrainにより、検索クエリごとの最適化(重み付け)を改善し続けています。
キュレーションメディアで話題になったリライトなどによる著作権的な問題は、「DMCA(デジタルミレニアム著作権法)申請による降格シグナルの強化」「重複・類似フィルタリングの強化」などの重み付けを変更することで、ゲス不倫のごとく厳しく対処するのではと思われます"Σ⊂(☉ω☉∩ ) 壁ドンッ!
なので「Google検索アルゴリズムで、著作権違反・コンテンツ重複(リライト)への降格シグナルが厳しくなる」と予想します。
DeNA問題の影響予想まとめ
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キュレーションメディア型スタートアップはVCから資金調達しづらくなり、今後はキュレーションメディア自体が減っていく
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医療・健康系のネットメディア・記事・広告に関係する人は、細心の注意が必要になる
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クラウドソーシング&ライター市場のバブル崩壊
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Googleウェブマスター向けガイドラインの項目が増え、Googleサーチクオリティチームが手動(人力)で判断できる権限が強くなる
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Google検索アルゴリズムで、著作権違反・コンテンツ重複(リライト)への降格シグナルが厳しくなる
私のDeNA問題の影響予想は以上の5つです(⌯¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)✧
今回のDeNA問題は、ネット史に残る大事件です。今後ネット界隈で大きなアモーレ(変化)が起こることは間違いありません。
なので、あなたなりに影響を予想して、危険に備えておきましょうヽ(•̀ω•́ )ゝ✧