岡田有希子さん【拡大】
1986年に他界した岡田有希子さん(享年18)について、自殺する直前まで一緒にいたサンミュージックの福田時雄元専務が、2日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・0)にVTR出演。「1回目と2回目の自殺の理由は違うと思う」と明かした。
岡田さんはアイドルに憧れ82年、「スター誕生!」に出演。84年に16歳で芸能界デビューを果たし、10個の新人賞タイトルを独占した。デビューから2年後には、松田聖子作詞の曲「くちびるNetwork」が大ヒットし、オリコン1位を獲得と華々しい芸能界生活だった。
しかし、その3カ月後の4月8日。岡田さんは初めての独り暮らし4日目となるこの日、自室にガスを充満させ、刃物で手首を切った。一命を取り留めるも、その後、所属事務所の7階建てビルの屋上から投身自殺をし、この世を去った。
岡田さんの死は、「ユッコ・シンドローム」という社会現象が引き起こした。16歳の少女が「岡田有希子のようになりたい」と自ら命を絶ったのをはじめ、1週間で8人が自殺。さらに、21歳の浪人生が同じ現場で飛び降り自殺をするなど、1カ月で後追い自殺したファンは30人以上。ショッキングな出来事としても記憶されることとなった。
岡田さんの自殺の原因は、当時、遺作ドラマで共演した俳優の峰岸徹さん(享年65)との交際が原因ではないかと報じられた。峰岸さんは、その日の夜、緊急会見を開き関係を否定。岡田さんの母親も後に出版された本の中で、申し訳ないと否定。片思いだったとつづっていた。