この時期になると月ごとの運営報告なる記事がぐんぐん上がってきてお祭り騒ぎっす。
僕個人としてはこういった記事を見るのが比較的好きな方なので、いつも月初めは楽しませてもらってます。
どうやら、PVや収益の報告記事をあげるのははてなブログ特有の文化っぽいけれど、みんなの楽しそうな記事を見るのは割と面白い(あたたかい目
というわけで、僕は11月の人生運営報告でもしようかな。
なお、ブログに関してのPVと収益に関しては具体的な数字は出しません。あしからず。
フリーターからニートへと転身した11月
11月はズバリ、ニートの月でした。
関連:23歳ニートブロガー爆誕。名言と共に見る、僕のニートルール7箇条
何を思ったのか突然バイト(僕以外全員女性のハーレム職場)を辞め、ニートへとジョブチェンジ。
別にブログだけで食っていくつもりはないし、もちろん、食べていけるほどの収益もない。
かといって、別段することもないので、1日の行動スケジュールといえば、「ブログ・アニメ・読書・昼寝」といったところ。
たぶん、バケーションが欲しかったのでしょう。
7月に6年間続けていたバンドを脱退し、9月には元カノさんがこの世から跡形もなく消え去ってしまい、日常生活のあまりの目まぐるしさに毎日のように既視感を覚えるという不思議な日々。
10月初めにバイトを辞めることを決意し、人生初のバンジージャンプを決行。
とにかく、何かを変えたかった。
僕は、変化を望んでいたんです。
考える時間が欲しかった
今年の4月に突然、「自転車で日本一周しよう」と思い立ち、それからゆるゆると準備を始めていました。
出発の時期は来年の4月。正直、それまで今のバイト先で働いていてもよかったんです。
でも、じっと今の環境の中で耐えるということを我慢できなかった僕は、突然バイトを辞め、ニートになり、ふとリゾートバイトへ行こうとなってしまったわけです。
未だに実家を出られない自分。
夢を捨て、ただの"元バンドマン"になってしまった自分。
友人の結婚・妊娠・交際報告。
将来に対する漠然とした不安や焦燥感。
あらゆる要素が混じり合い、僕の心の闇を毎日毎日チクチクとつつく。
自分が今いる現状から目を背けたいのか、心の底から変革を望んでいるのか、誰かに認めて欲しいのか、誰かを見返したいのか、何かから逃げたいのか、単に甘えているだけなのか。
理由は何にせよ、考える時間が欲しかったんです。
そして、ちょうど11月はまるまる「考える時間」にあてたとしても問題はなかった。
だから、僕はニートになった。
ニートになるときは今しかない、と。
ニートからみたせかい
明日も休み。明後日も休み。その次の日も休み。
バケーションに次ぐバケーション。水着美女がいない真夏のビーチ。
裏ハワイでリンリリン。ガイドブックには載っていないニーティングカレッジ。
毎日仕事や学校漬けの人からすれば、きっとこの上なく羨ましいこと。
僕自身もずっと待ち望んでいたハッピーライフ。
でも、「目的意識を持ちつつニート生活を快適に過ごす」ってのは思いの外、難しかった。
引用:ニート生活を始めてから1ヶ月が経ったので総まとめをゆるっと語る
ニート生活。それは誰もが憧れる夢のせかい。
だが、気をつけないと諸刃の剣にもなりうる、危険な呪文。
自分の弱さがあらわになり、だんだんと心を蝕んでいくんです。
『もう、働かなくていいんじゃね?』、と。
『VRゲームの「サマーレッスン」買って、楽になっちゃえばいいんじゃね?』、と。
僕は怖かった。
ニート生活に慣れ、いつの間にか30代になり、彼女もいなければ金もない、そんな将来の自分がこの1ヶ月で容易に想像できるようになってしまった。
「『言い訳をしている』という言い訳」が言い訳になっているという事実
僕にとっての「挑戦」とは、逃げることでもあり、向き合うことでもあり、自らの弱さをさらけ出すことでもあり、むしろ、ただの言い訳に過ぎないのかもしれません。
『何にせよ行動を起こしたのだからまだ偉いじゃないか』『このまま事態が収まるのを待つことだってできたはずだ』『ただ、現実から目を逸らしたいだけなのでは?』
おそらく、どれも的を得ていて、不正解ではなく、正解でもないが、真実であり、真意なのかもしれません。
僕個人としては、「逃げない」ことも戦いであり、また、「逃げる」ことも戦いなのです。
ゆえに、今こうしてニート生活を満喫しているであろう僕は、逃げ続けた結果であり、逃げている最中であり、これから逃げる準備に入っているのかもしれません。
そう考えると、今の僕は非常に中途半端で不安定な場所で突っ立っているだけのロクデナシということになってしまうでしょう。
こうして、自分のことを正当化するかのように、言い訳をするかのように、自分の責任をほかの何かや誰かに押し付けるかのように、言いたいことをただ撒き散らしているだけ。
「戦っている」と自己肯定をしようとも、「逃げている」と現実逃避をしようとも、今ある状況は何一つ変わりません。
肯定にしろ、否定にしろ、どちらにせよ、なんであれ、僕はただ"言い訳"をしているだけなのかもしれませんね。
しかし、これでは「『言い訳をしている』という言い訳』が言い訳になってしまっているみたいで、どうにも気持ちが悪いですね。でも、本当にそうなのだから仕方がありません。
まぁ、結局、悪い膿はすべて出し切らないといけませんからね。
こうして文字にして、可視化するしか今の僕には手立てがないのです。
まとめ
この1ヶ月間、僕がしたことといえば、将来について漠然と考えるふりをしたり、溜めに溜めていたアニメを一気観したり、だらだらと文章を叩き込んでいただけ。
初めの頃に比べたら、ブログからの収益もいつの間にか増えており、これはニートの僕にとってはとても、とてもありがたい収入源なのです。
ただ好き勝手に書いてきた僕の文章からお金が発生するというのは、どうにも面白くもあり、不思議な感覚がするもの。
もし、僕が吐き出す言葉ひとつひとつに、僕の人生のカケラ、もしくは、考え方、生き様、なんでもいい、僕の何かしらが乗り移っていてくれていたらと思うのです。
そうしてどこか知らない誰かにこのブログのどこか一文だけでも届けられたら、と思うのです。
直接的ではないにしろ、ブログでお金をもらっている以上は僕から何かを提供しなければなりません。僕がニートだとしても、です。
面白さ、笑い、知識、希望、絶望、エンターテイメント、遊び、怒り、感動——。
一体、僕が皆さんに何を提供できるのかは僕自身もわからないところであります。
どのような料理が提供されるかわからないお店に入ろうとは思いませんから、僕はこれからその点をきちんと煮詰めていかないといけないのかもしれませんね。
決して味は保証できませんが。