池上桃子
2016年12月3日11時39分
熊本地震で大きな被害を受け、立ち入り禁止になっている熊本城の天守閣前の広場で、イチョウが黄金色に色づいている。熊本市が2日、報道陣に公開した。
イチョウは広場南側の庭の一角にあり、同じ根から伸びた2本がぴったりくっついている。高さ約21メートル、幹回りはそれぞれ3メートルと3・5メートルほど。加藤清正が築城時に自ら植えた逸話の残るイチョウが、1877年の天守閣焼失時に熱で枯れ、焼け残った根元から出た芽が成長して現在の姿になったという。
熊本城調査研究センターの網田龍生副所長は「今年のイチョウはどうなっていますかという市民からの問い合わせも多い。今年はお見せできなくて残念だが、一刻も早く市民に見てもらえるように復旧作業を進めたい」と話した。(池上桃子)
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朝日新聞社会部