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サミット警備は最大時2・3万人 警察庁が「治安回顧」
警察庁は2日、国内外の治安情勢をまとめた平成28年版「治安の回顧と展望」を発表した。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の警備態勢をまとめ、最大時で約2万3千人、オバマ米大統領の広島訪問にも約5600人を動員したと報告した。
サミット開催前にはフランスなどで、劇場やレストランといった警備が比較的緩やかな「ソフトターゲット」を狙ったテロが発生したことを踏まえ、全国約3500カ所のソフトターゲットにも約7万人を動員して警戒した。
サイバー攻撃では、不正プログラムの感染により、高速増殖炉もんじゅ(福井県)の事務処理用パソコンからデータの一部が詐取されるなど多くの事案が発生したと記載。手口の巧妙化を懸念した。
「在日特権を許さない市民の会(在特会)」など右派系市民グループのデモは10月末までに35件で、昨年同期より15件減ったことが分かった。
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