現代人は文章を読む時間が以前の3倍長くなっている

現代人は活字離れしていない

「今の人たちは1980年代の人に比べると、文章を読む時間は3倍になった」

先日、そんなデータを見ました。
これを見たとき、当然のことだなって思った。

実際にボクが若い頃より、文章を読む機会が増えていますよね。
その原因はスマホ。
ネットのニュースでもブログでもSNSでも、文章で表現されているものが多い。
スマホに親しんでいる人は、文章を読む時間が長くなる。

現代人が活字離れとか言っている人もいますが、昔の人より活字を読んでいるんです。

久しぶりに雑誌を見たら面白かった

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伝わる文章とは

よくブログの文章やSNSの文章がうまく書けないという人がいます。
書きたいことはあるんだけど、なかなか文章がむずかしくて。
確かにそういう方もいらっしゃいますよね。
現代社会は、ブログやSNSの登場で、文章で伝えるっていう場面が多くなっている。
だから、伝わる文章を書くスキルはある意味、ビジネスパーソンにとっては必須なスキルになるかもしれません。

文章を書く時には、しっかりと考えることが大事です。
なんでもそうですが、一部の天才を除くとスラスラと文章を書ける人なんていない。
ボクたち凡人が、何も考えないで文章を書くと、とりとめもない何が言いたいのかわからない文章になってしまいます。
考えて書くことは大切です。

考えがまとまっていないと、まとまりのない文章になります。
考えが迷っていると、迷いが表れた伝わらない文章になります。
日記ブログのように、自分自身のために書いているものだったら、それでいい。
でも、少なくても人に読んでもらおうと思ったら、考えましょう。

でもね、難しいことを言わなくていいんです。
シンプルに、人に話すような文章を書けばいい。
それが伝わる文章なんです。

話すように書くことです。

18世紀フランスの小説家、劇作家、思想家でもあったヴォルテールが言った言葉があります。
「話すように書かねばならぬ」
これは伝わる文章を書く基本です。
何がいいか?
話し言葉は、わかりやすい文章になるということです。

誰に伝える文章なのか

伝わる文章を書くために、大切なことがあります。
それは「読み手のことを考える」ということ。
誰に伝えるのかを明確にすることです。

文章というのは、書いただけでは意味がありません。
読まれてはじめて意味をもつ。

だから読む人が誰かを意識して書きましょう。
女子高生が相手の場合と、男性のビジネスマンが相手の場合では、当然、文章が変わってきますよね。

誰に向けた書いているのか、その人を具体的に頭に思い浮かべながら、書くことが大事です。
誰向けに書いているのがわかったら、その人がどういうことを知りたいか、どういう悩みを解決したいか、どういう問題を解決したいか、どういうものに興味があるのか、どんなことがうれしいのか、そういうことがわかってきます。
どういう内容を書けばいいかがわかるということ。

読んでもらえる文章というのは、書き手の主張より、読み手の知りたいことが書いてある文章なんです。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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