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【経済裏読み】
朴槿恵スキャンダルよそに、中国が“韓流締め出し”…日本の紅白歌合戦は5年連続で韓国勢ゼロ
そしてこの当局者によれば、“韓流締め出し”には5つの理由があるという。
列挙すると、〔1〕民族文化産業を保護し、産業の健全な発展を促進するため〔2〕中国の芸能人の国民的影響力と訴える力を拡大するため〔3〕男性が過度にソフトに表現される非正常的な現象に歯止めをかけるため〔4〕華流が韓流に代わって中華文化圏を主導できるようにするため〔5〕無分別な行為に対して警告するため-である。
中国側の本音は、〔4〕と〔5〕にあると思えてならない。まさに「中華思想」そのもので、中国が宇宙の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する考え方を押しつけているかのようだ。
中国は「心の狭い巨人」か
現在、韓国では朴大統領のスキャンダルをめぐる報道が激しい。それでも韓国紙がこぞって中国での韓流の締め出しを取り上げる背景には、両国の経済関係が冷え込むことへの懸念があると思われる。
東亜日報の11月22日の報道では、「中国市場が占める比率が大きいエンターテインメントや化粧品関連株は昨日、軒並み下落するなど直撃を受けた」という。さらに同紙は、中国製スマートフォンの広告で、韓国の人気俳優の宋仲基(ソン・ジュンギ)が降ろされたという一部の報道にも過敏に反応している。
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