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【経済裏読み】
朴槿恵スキャンダルよそに、中国が“韓流締め出し”…日本の紅白歌合戦は5年連続で韓国勢ゼロ
韓流スターの中国での活動を規制する「限韓令(韓流禁止令)」が本格化することへの懸念が韓国で高まっている。朴槿恵(パク・クネ)大統領が、友人で女性実業家の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件に関連し条件付きで早期辞任を表明したことに関心が集まる一方、経済面で中国に依存する韓国にとっては“韓流締め出し”のダメージも大きい。今回の中国の対応は高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備が要因とみられるが、そもそも日本では、大みそか恒例のNHK紅白歌合戦に韓国勢は5年連続で選ばれていない。理由はどうあれ、東アジアで韓流は締め出されつつあるようだ。
中国当局者が明かした「5つの理由」
韓国紙、東亜日報(日本語電子版)に11月22日に掲載されたコラムによれば、中国で韓流スターが登場するドラマや広告、映画の放送を禁止する「限韓令」が本格化する模様だという。7月にTHAAD配備決定の発表後、北京で行われる予定だった人気ドラマ「むやみに切なく」の主人公キム・ウビンとスジのサイン会が突然中止される第1次禁止令があった。今回は、「韓日軍事情報保護協定」仮署名を機に、中国当局が韓流を全面的に遮断するだろうとの憶測が出ているようだ。
また、韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)によると、THAAD配備に反対する中国が韓国への報復措置として韓流スターの中国での活動を規制しているとの報道に関連し、韓流コンテンツの規制を主導しているとされる中国国家新聞出版広電総局の当局者が、これを事実上認める文章を今年8月に中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に書き込んでいたことも分かった。
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