クリスマスケーキ ことしは高価格帯が人気

クリスマスケーキ ことしは高価格帯が人気
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消費者の節約志向が続くなか、デパート各社では3連休となることしのクリスマスは、家族や友人を交えたパーティー需要などが高まると見て、限定商品など高めの価格帯のケーキをそろえて販売を強化する動きが相次いでいます。
このうち東京・池袋のデパートでは、ことしのクリスマスは3連休と重なることから家族や友人らと自宅で過ごすパーティー需要が高まると見て、サイズの大きいケーキや花をあしらったケーキなど高めの価格帯の商品を充実させています。中には、35人分ほどあるという7万円を超えるケーキも売られていて、ケーキの予約は、去年の同じ時期よりおよそ30%伸びているということです。
東武百貨店池袋本店の菓子担当、清水賢一さんは「パーティー需要を意識して、華やかなケーキを多数そろえているので、単価は少し上がりますが、すてきなクリスマスを過ごしていただきたい」と話しています。

また、池袋にある別のデパートでも、フルーツをふんだんに使った限定商品などをそろえ、ケーキの予約は、去年の同じ時期よりおよそ20%増えているということです。このうち、8000円を超える限定30個のケーキなどはすでに完売したということです。この店では8万円から10万円の高額のクリスマスツリーなど、関連商品の販売も好調だということです。
西武池袋本店・販売促進部の窓場利久さんは「日ごろは支出を抑えているお客様が多いと思うが、クリスマスやお正月といった記念日には積極的に消費していただいている」と話しています。

根強い節約志向を背景に個人消費は伸び悩みが続いていますが、デパート各社ではクリスマスなど、記念日の需要を取り込んで売り上げのてこ入れを図りたいとしています。