編集委員・市川速水
2016年12月3日00時45分
日本財団とユネスコ(国連教育科学文化機関、本部=パリ)は、2020年の東京パラリンピックに向けて「世界の傑出した障害者100人」を選ぶ新たな事業を始めることで合意した。政治、経済、社会など各分野での活躍ぶりを詳しく発信して理解を深めていきたいとしている。
専門家らがつくる選定基準を元に、17~18年にかけて100人を決定。20年には選ばれた人たちを日本に招いて「サミット」を開き、より暮らしやすい社会への制度的な改善点などを論議。世界に向けた政策的な提言をまとめることを目指している。
また、ユネスコは20年に歌やダンス、演劇など舞台芸術で活躍する障害者が集う初の世界規模の芸術祭を日本で開催し、日本財団も共催する。それに先立ち、18年にはシンガポールでアジア障害者芸術祭を開催、約30カ国から40グループが参加する予定という。
日本財団が障害者支援に力を入れているミャンマーでは、情報通信技術に特化した職業訓練学校を17年6月に開校し、米マイクロソフトも技術支援することになった。(編集委員・市川速水)
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