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【スポーツ】

[バドミントン]奥原は辛勝発進 右肩痛の影響で苦戦

2016年12月1日 紙面から

◇全日本総合選手権

 バドミントンの全日本総合選手権第2日は30日、東京・代々木第二体育館で各種目の1回戦が行われ、リオデジャネイロ五輪女子シングルス銅メダルの奥原希望(日本ユニシス)は全日本ジュニア選手権王者の高橋明日香(ふたば未来学園高)に2−1のフルゲームの末に辛くも1回戦を突破。リオ五輪女子シングルス代表の山口茜(再春館製薬所)は2−0、同女子ダブルス金メダルペアの高橋礼華、松友美佐紀組(ともに日本ユニシス)も2−0といずれもストレート勝ちで順当に2回戦へ進んだ。

 自身初の大会2連覇がかかる奥原は苦しみながらも初戦を制した。リオ五輪中から抱えている右肩痛の影響で、フルショットもままならない厳しい状況。第1ゲームは何とかジュースの末に奪ったが、再びジュースに持ち込まれた第2ゲームは20−22で逆転負け。最終第3ゲームまでもつれる苦難の船出となった。

 「(右肩痛で)久々の試合ということもあり、相手選手の対策を取れなかったのが課題。2ゲーム目をしっかり取れたら良かったが、勝負は勝ち負けが大事。しっかり勝ち切れたのは良かった」

 右肩痛で2週間前の中国オープンは途中棄権。年間上位者とリオ五輪覇者の8選手が出場するスーパーシリーズ(SS)ファイナル(12月14〜18日・ドバイ)の切符も逃した奥原にとっては、今大会が来年に向けて仕切り直しとなる大事な試合だ。「もちろん2連覇が目標であることに変わりはない」と言うが、体調は万全でなく、2連覇達成に暗雲が漂う。現在も治療を続けながらコートに立つ奥原は「今できることを全力でやるだけ。一戦一戦自分らしく戦っていきたい」と目の前の敵だけに集中し、2年連続の頂点に挑む。(千葉亨)

 

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