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【格闘技】

[ボクシング]村田が30日に世界前哨戦

2016年12月2日 紙面から

練習で鋭いパンチをみせる村田諒太=帝拳ジムで(棚橋慶太撮影)

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 ボクシングの帝拳ジムは1日、東京都新宿区の同ジムで記者会見し、同ジム所属でロンドン五輪ミドル級金メダリストでIBF・WBO同級3位の村田諒太(30)が、30日に東京・有明コロシアムで元WBC同級米国王者ブルーノ・サンドバル(25)=メキシコ=を迎え、世界前哨戦を行うと発表した。

 2015年5月1日以来、約1年8カ月ぶりの国内戦で、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23)=大橋=がWBA同級前王者・河野公平(36)=ワタナベ=を迎える一戦と同じ大会となる。

 「今年は1月、5月、7月といい形(全て4回までにKO)で勝ってきて、その勢いを途絶えさせたくなかった。12月、それも日本で試合ができてうれしい。国内ではKOしたいと気負い、倒しきれなかった経験もある。気持ちが高ぶる中、どうパフォーマンスを発揮できるかが課題です」。会見後は公開スパーリングで鋭く重いワンツーを繰り出すなど、パートナーを圧倒した。

 同日は井上尚の弟・拓真の世界初挑戦が予定されていたが、右拳を痛め中止に。そこで村田が自らアピールして久々の国内戦が実現した。「少しでもボクシング界(発展)のためになれば」という思いがあったという。

 来年1月12日には31歳の誕生日を迎える。「30日に勝って正月も誕生日も気持ち良く祝いたいです」。主要4団体全てで上位にランクされ、世界挑戦の準備は整った。その前に母国でのKO劇で弾みをつける。 (藤本敏和)

 

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