蹴球探訪
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【サッカー】吉田麻也のサウサンプトン リーグ杯で30年ぶりに4強入り2016年12月2日 紙面から
◇イングランド・リーグカップ サウサンプトン2−0アーセナル【ロンドン原田公樹】サッカーのイングランド・リーグカップは30日、準々決勝2試合を行い、日本代表のDF吉田麻也(28)が所属するサウサンプトンが敵地でアーセナルに2−0で快勝し、30年ぶりに4強へ進出した。吉田はセンターバック(CB)でフル出場。先制点の起点となるロングパスを出すなど攻守に活躍した。サウサンプトンはホーム&アウェー方式で行われる準決勝でリバプールと対戦。来年1月10日前後にホーム、同25日前後にアウェーで戦い、クラブ史上初、吉田にとってもクラブレベルでは初となる栄冠獲得へ向け、決勝進出を目指す。 いてつく氷点下の敵地に、サウサンプトンの勝利を告げる笛が鳴った。2−0。吉田は全身から蒸気を発しながらチームメートと肩を抱き合い、準決勝進出を喜んだ。 「勝たなきゃいけない試合だった。無失点で終われたのが大きい」 CBとして失点ゼロがうれしかった。さらに喜びを大きくしたのは攻撃。前半13分、吉田は左前方へ正確なロングパスを出し、これをDFバートランドが受けてクロスを入れ、MFクラッシーが先制点を突き刺した。 「早い段階で点が取れたのがよかった。これでもう2試合ある。僕にとってはすごく大きい」 今季はリーグ戦の先発こそ2戦にとどまるが、リーグ杯3戦と欧州リーグ5戦は全て先発フル出場。「カップ戦要員」だが、定期的に試合に出ていることが好調理由だ。 目指すのはクラブレベルではまだ見たことがないタイトル獲得。 「今年はすごいチャンス。欧州リーグもある。どれかでタイトルが取れたら最高です」 準決勝の相手は名門リバプール。サウサンプトンが30年前のリーグ杯準決勝で敗れたときと同じ相手だ。クラブとしての雪辱を果たし、悲願のタイトル獲得を目指す。 PR情報
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