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【サッカー】

浦和・武藤 ゲン担ぎの赤パンツはいて決勝弾だ!!

2016年12月2日 紙面から

チャンピオンシップの“ラスト弾”を狙う浦和のFW武藤=さいたま市内で(占部哲也撮影)

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 今季のJ1年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)第1戦(先月29日・カシマ)に1−0で先勝、王手をかけた浦和は1日、第2戦(3日・埼スタ)に向け、約1時間半練習した。第2ステージ第16節(10月29日)・磐田戦で年間勝ち点1位決定弾をたたき込んだFW武藤雄樹(28)は験担ぎでチームカラーの赤いパンツをはいて試合に臨むのが常だが、CS第2戦でももちろん着用。今度はCS優勝弾に狙いを定めた。

 V弾は背番号9がいただく−。武藤が気合を込めて言った。「記憶と記録に残るゴールを狙っていく。最後になるのでね」。来季は1シーズン制に戻ることになっており、CSは今季限り。年間優勝が決まる3日の第2戦で、今季J1で12得点のストライカーはCSラスト弾も狙う。

 敵地・カシマスタジアムでの第1戦では、前半の早い段階にヘディングシュートでネットを揺らすも、オフサイド判定に終わり「シュートミスもあった。前線からの守備だけではなく、FWなのでゴールを決めて勝利に貢献したい」。昨季、仙台から浦和に移籍してから2年連続2桁得点。覚醒した点取り屋は貪欲だった。

 そして、勝負パンツで臨む。日本代表DF槙野が赤ふんどしで試合に臨むのが有名だが、武藤も「毎回、赤いパンツをはいています」とニヤリ。

 “赤パン”と言えば、プロ野球ヤクルトなどで監督を歴任した野村克也さん(81)が「運を呼び込む」と好んではいたことが有名。サッカー界でもリオ五輪男子代表の手倉森誠監督(49)が「勝負の色。何か気持ちが高ぶり、燃える」とここ一番ではき、好成績を収めてきた。もちろん浦和のチームカラーともつながる。

 今季、湘南から浦和に加入したMF遠藤も「自分も赤いパンツです。3〜4枚はある。(チーム全体でも)赤の人が多いですよ」と明かした。

 第2戦は約5万9000枚のチケットが完売。赤パンの武藤が、V弾で真っ赤に染まったスタジアムを揺らす。 (占部哲也)

 

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