栗原類、発達障害の苦しみ明かす「母親の方がずっと辛いと思う」

2016年12月2日22時22分  スポーツ報知
  • 栗原類

 2日放送のTBS系「中居正広の金スマ」(金曜・後8時57分)に、タレントの栗原類(21)が出演。発達障害の苦しみを明かした。

 昨年5月にNHK「あさイチ」で発達障害の一つ・ADD(注意欠陥障害)であることを明かしている栗原。MCの中居正広(44)に「『(笑って)いいとも』も一緒にやってて、全然わからなかった」と言われると、「苦しいことはいくつかあるんです」と話し出した。

 1つは新しい場所に時間どおりに行くことが苦手なこと。「時間の逆算がうまくできない。自分の頭で考えることができなくて遅刻してしまう」と栗原。スマホの地図アプリが外出の際には手放せないという。

 記憶することも極端に苦手で、1度会った人も1晩寝てしまうとすっかり忘れてしまうこともしばしば。「同じ失敗を繰り返しても、反省して1度寝ると忘れてしまう」と言い、今では「この人と会ったのは○○以来」など、常に意識するようにしていると言う。

 また、場の空気を読んだり、人の言葉から感情をくみ取ることができないため、「人がうれしい顔をしていても、その人がうれしいんだと自分の中で認識できない。自分の心に、その人の気持ちが伝わってこない」と明かし、中学時代は一見、無神経に聞こえる発言を繰り返し、いじめにもあったという。

 そんな栗原を救ってくれたのが、女手一つで育ててくれた母・泉さんの存在、そして言葉だったという。「本当は障害を持つ子供より母親の方が一番辛いんです。批判が全部、母親に向けられてすごく負担をかけた」と振り返った上で、「母は人の心を読み解くのが苦手なら、自分が(気持ちを)言葉にするようにすればいい。自分がされていやなことは人にしないのは当たり前だけど、自分がいやじゃなくても相手はいやかもしれないと想像する気持ちをいつも持ち続けてと教えてくれた」と、感謝の思いを明かした。

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