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【プロ野球】

DeNAの主砲・筒香が3倍増の年棒3億円で契約更改 松井秀級の高卒8年目で大台

2016年12月2日 紙面から

契約更改 を終え、笑顔で記者会見するDeNAの筒香=横浜市の球団事務所で(北田美和子撮影)

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 DeNAの筒香嘉智外野手(25)が1日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、2億円増の年俸3億円でサインした。高卒8年目での大台到達は松井秀喜(巨人)、松坂大輔(西武)に並ぶスピード昇給。球団では2009、10年の村田修一(2億6000万円)を抜く野手歴代最高となり「考えられないぐらい上げてもらって感謝です」と笑みを浮かべた。

 今季は133試合に4番として出場し、打率3割2分2厘、44本塁打、110打点で本塁打と打点の2冠を獲得。2014年が3割、22本、77打点、15年が3割1分7厘、24本、93打点と安定して数字を伸ばし、「3年連続で結果を残したことを評価してもらえた」と自己分析した。

 チームを初のクライマックスシリーズ(CS)進出に導いた、主将としてのリーダーシップも高く評価された。「全員が本当に同じ方向を向くのは難しいけど、選手がどんな気持ちでプレーしているかを注意して見ていた」と戦う雰囲気づくりに努め、就任1年目のラミレス監督を支えた。

 名実ともにチームの顔となっても「優勝できなかったし、満足できない」と言い切った。7月に史上初の3試合連続マルチ本塁打を放つなど、周囲の度肝を抜く活躍も「終わったことに興味はない」とにべもない。来季に向けて「チームを優勝させることのできる4番、キャプテンでありたい」と意気込んだ。

 昨オフに参戦したドミニカ共和国のウインターリーグには行かず、今月上旬から国内で自主トレを開始。「12月、1月は休みなしで、いつも通りの調整をする。すべての面で自分の能力を上げたい」。来春は初参戦が確実なワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も控える。球界トップクラスのスーパースターに登り詰めた男は、その歩みを止めない。 (小林孝一郎)

(金額は推定)

 

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