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【ドラニュース】

森監督不敵 外国人投手補強へ

2016年12月3日 紙面から

 新外国人はじっくり決めます−。中日・森繁和監督(62)が2日、東京都内のホテルで開かれた山中正竹さんの野球殿堂入りを祝うパーティーに出席した。獲得に乗り出していた山口俊投手の巨人入りが決まり、これからは外国人投手の補強にシフトすることを明言。「キャンプまでに絞れればいい」と語るなど、じっくりと検討する考えを明かした。

 山口争奪戦には敗れたが、森監督にはすがすがしささえあった。社会人時代の先輩でもある山中さんの野球殿堂入りを祝うパーティーに出席した指揮官は「終わったこと。何もないよ」と言いつつ、そこからが本領発揮。不敵な笑みを浮かべながら森節がさく裂した。

 「(巨人に)無防備にとられてもしゃくだしね。感触はいいと思ってた。うちとしてもあるものは全部さらけ出した。(巨人が)余計なことをしてくれたって思ってるかもな。うちがいったことで、余分な金を払っているかもしれないし、契約年数も延びたかもな」

 もともと巨人優勢で始まった獲得レース。森監督自ら出馬し、逆転を狙ったが、思いは届かなかった。だが、やることはやったという自負がある。巨人に対し、不気味な存在感を示したという感触もある。だからこそ、キッパリと次のターゲットに目を移していた。

 「外国人の交渉をスタートさせる」。国際渉外担当でもある友利投手コーチがウインターミーティングのため、すでに米国入り。獲得を狙うのは先発1人、リリーフ1人の計2人だ。「右とか左とかは二の次、三の次。年明けでもいいから、いいのが取れれば。キャンプまでに絞れれば良い」とたっぷりと時間を掛けて選定作業を進めることになる。

 

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