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【ドラニュース】

大島、来季から内野4席招待

2016年12月3日 紙面から

 中日の大島洋平外野手(31)が2日、日本サッカー協会が主催する『こころのプロジェクト 夢の教室』に参加し、『夢先生』として岐阜県大垣市の中川小学校で教壇に立った。大島は夢を実現する過程を自身の半生とともに子どもたちに紹介。さらに多くのファンに夢を与えるべく、ナゴヤドームに『大島シート』を設置する計画を明かした。

 チェックのジャケットに紺のネクタイを締め、“新任教師”が初めての教壇に立った。「しっくりくる!!」と無邪気な歓声が上がる。大垣市立中川小学校5年1組。大島は黒板に折れ線グラフのように紆余(うよ)曲折の野球人生を描いた。

 身長の低さから愛工大名電のセレクションに落ちて享栄に進学し、1年生エースとしてリベンジを果たしたこと、駒大では寮生活に悩みながらも首位打者を獲得したこと、社会人時代のドラフト間近での大ケガ…。才能だけではなく、遠回りや不運がありながらもプロ野球選手という夢を達成した。そんな半生は、それぞれの夢を披露した子どもたちにとっても素晴らしい教科書となった。

 「悔しい思いや辞めたいと思ったこともあった。でも野球が好きだったから、あきらめずに続けてこられた。好きだから夢を持てる。好きという気持ちを忘れずに、勉強や練習を楽しんでください。いいですか?」。そう語りかけると、元気な返事が教室に響いた。

 もちろん、本業の野球では子どもに限らず夢を与え続ける。約1時間半にわたった授業終了後、来季『大島シート』を新設する計画を明かした。「タイミングが良かった」と大島。今オフ、推定年俸1億5000万円での3年契約を結び、ファンに還元したい気持ちがあった。現在の計画では内野席に4席シーズンシートを大島が購入し、球団を通じてプレゼントする方向で調整中だ。

 

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