蹴球探訪
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【ドラニュース】若松、開幕投手に名乗り2016年12月2日 紙面から
中日・若松駿太投手(21)が1日、早々と来季の開幕投手に名乗りを上げた。愛知県田原市の隣江山潮音寺(りんこうざんちょうおんじ)での4泊5日の精神修行を終え、プロ5年目に向けて決意も新たにした。防御率4・06と苦しんだ今季だが、敵地・東京ドームでの相性は抜群。3月31日の巨人戦に照準を合わせた。 心を研ぎ澄ました4泊5日の先に、向かうべき場所が定まった。濃密な修行をやり切り、若松が見つめるのは4カ月後の格別なマウンドだ。くしくもこの日、FAで中日が獲得を目指していた山口の巨人入りが決定した。チームとしては残念だが、竜再建は若い力が引っ張る−。その旗振り役として、確かな口調で言い切った。 「開幕投手は特別だし、プロ野球人生で1回はやってみたい。今年やった大野さんや吉見さんだっていらっしゃいますが、狙いたいんです」 大目標を掲げていい立場ではない。今季は開幕から先発ローテを守ってきたが、夏場に失速。7勝8敗と黒星が上回り、ノルマだった2年連続2桁勝利は果たせなかった。来季は先発の座からして安泰ではないからこそ、自らを奮い立たせる決意表明が必要だった。チームを見渡せば、規定投球回数にも、2桁勝利にも達した投手はゼロ。森監督も来季の開幕投手について「まだ決めていない。横一線? 誰が横に並ぶかも分からない」と白紙を強調している。そんな状況を見渡した上で、若松は「チャンスだと思う」と語気を強める。 好条件も後押しする。開幕戦の舞台となる東京ドームでは、今季3試合で負けなしの2勝、防御率はセ・リーグ本拠地では断トツの1・42。昨季にはプロ初完封も挙げた。好印象しかない中、相手はすでにエース菅野が内定している。「もし任せてもらえるなら、菅野さんはいい投手なので黒星をつけたい」と意欲がみなぎる。 PR情報 |