86歳のデストロイヤー激白「俺が一緒にいたら力道山は殺されなかった」
2016年12月2日20時10分 スポーツ報知
昭和のリングで大活躍したプロレスラーの、ザ・デストロイヤーさん(86)の現在の様子が2日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」(金曜・後7時)で紹介された。
引退から23年。現在、米国バッファローの東京ドーム7個分(34万平方メートル)の広大な敷地に建つ5LDKの自宅で、悠々自適に暮らすデストロイヤーさん。あくまで覆面は外さず、素顔は見せなかったが、覆面から見える目元口元に面影が。「そうですね」など流ちょうな日本語も披露した。
その口から明かされたのが、国民的スターだった力道山の死の真相だった。力道山最後の対戦相手だったデストロイヤーさんは、1963年12月8日、東京・赤坂の料亭でギャラの受け取りのため力道山と会食。その場で「これからいいところに連れていってやるから」と誘われたが、その夜のフライトで米国に帰国しなければいけなかったため断ったという。
「また今度にしよう」と別れた力道山は、その3時間後にキャバレー「ニュー・ラテンクォーター」のトイレで口論になった男にナイフで刺され、1週間後の12月15日に死亡した。
「あの時のことを後悔している。飛行機がキャンセルできていたら運命は変わった。私が一緒にいたら力道山を守れたはずだ」と話したデストロイヤーさん。今でも自宅の敷地に力道山が好きだった桜を植えて育てていると明かした。