死んだオオハクチョウから鳥インフル陽性反応 北海道 北見

2日、北海道北見市で、野鳥のオオハクチョウ1羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ました。環境省は発見場所から半径10キロを野鳥に異常がないか調べる重点区域に指定して警戒を強化しています。
北海道によりますと、2日午後、北見市常呂町常呂の海岸で野鳥のオオハクチョウ1羽が死んでいるのが見つかり、道が簡易調査を行った結果、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たということです。

これを受けて環境省は、常呂町の発見場所を中心に網走市を含む半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定し、ほかに死んでいる野鳥がいないかどうかなど警戒を強化しています。

また、環境省は死んだ野鳥の検体を北海道大学に送って詳しい検査を行うことにしていて、検査結果は1週間ほどで判明するということです。

北海道は「鳥インフルエンザが広まるおそれがあるため、死んだ野鳥を見つけても触れずにすぐ自治体に連絡してほしい」と呼びかけています。