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マイナンバー番号カードの滞留が解消 全市区町村で11月末に
総務省は2日、マイナンバー制度の個人番号カードの交付遅れが、11月末に全1741市区町村で解消したと発表した。作業が最も遅れていた仙台、宇都宮、大阪の3市でも、申請から1カ月程度で受け取れるようになった。
今年1月の交付開始から4月ごろまで、全国共通の管理システムで障害が相次ぎ、市区町村の作業に影響。申請から受け取りまで数カ月かかるケースも出ていた。
番号カードは顔写真付きで身分証明書として使える。オンラインの確定申告が可能なほか、一部自治体では住民票の写しのコンビニ交付など、独自サービスが追加されている。11月末時点で1204万枚の申請があり、942万枚が交付済み。