記事詳細
【ビジネス解読】
「財閥」沈下、スワップ議論…韓国が官民挙げ、なりふり構わぬ「日本頼み」
ロッテグループの重光昭夫(韓国名・辛東彬=シン・ドンビン)会長らは横領罪などで在宅起訴された。
朝鮮日報(日本語版)によると、現代自動車も世界的な景気低迷と労働組合のストライキなどの影響で7~9月期は減収減益。10月末の株式時価総額は約269億8000万ドル(約3兆円)と首位のトヨタ自動車の7分の1に過ぎず、世界の自動車メーカー10位圏から脱落した。
政局不安「追い打ち」
韓国の巨大企業は、税制優遇など手厚い国家支援で急成長を遂げてきた。ところが、こうした官民一体の経済活性化策にほころびが見えはじめてきた。
朴大統領友人の崔被告が私物化していたとされる2財団には、53社が計774億ウォン(約70億円)を拠出した事実が発覚。海運最大手の韓進(ハンジン)海運は、グループが財団への出資を渋った後に政府の支援を打ち切られ、経営破綻した。政権側の「見せしめだ」との噂がささやかれた。
しかし、不祥事発覚後の11月中旬、検察当局は、財団に出資していた現代グループの鄭夢九(チョン・モング)会長やサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長ら複数の企業幹部を一斉に参考人聴取した。国民の間には「政経の癒着」と糾弾する声が上がった。
このニュースの写真
関連ニュース
- 【ビジネス解読】韓国人旅行客が大阪好きのワケ 日本と同じく外国人観光客の誘致に懸命な韓国が「観光立国」になれない理由
- 【ビジネス解読】「詐欺大国」韓国 悪質保険金詐取の多発に特別法 保険業界に福音?
- 【ビジネス解読】サムスン、現代自の大幅減益で韓国の製造業がボロボロ…国政介入疑惑「薄氷踏む」危機に拍車 日本うらやむ報道も
- 【ビジネス解読】韓国 カジノの上客、Chinese離れが観光産業に大打撃!中国の豪社従業員拘束が波紋?
- 【ビジネス解読】サムスン発火に続いて現代自動車は欠陥隠し…韓国、財閥経営の限界が露呈した
- 【ビジネス解読】現代(ヒュンダイ)自動車労組が12年ぶり全面スト突入! 「労働貴族」が韓国経済を蝕んでいる