ORICON STYLEは、毎年恒例の『好きな女性アナウンサーランキング』を今年も発表。13回目となる今回は、昨年に続き日本テレビの【水卜麻美】アナウンサーが1位に選ばれ、2013年から4年連続で王者の座に輝いた。08年に5連覇を達成し殿堂入りを果たした、元フジテレビ・高島彩アナウンサーとは対照的なタイプのアナウンサーといえるが、アヤパンに次ぐ同ランキング史上2人目となる殿堂入りの大記録がすぐそこまで迫ってきた。
【ランキング】第13回好きな女子アナTOP10 新顔も登場!
■唯一無二の“食いしんぼう”キャラを確立 一方でアナウンス技術も一級品
2010年の入社から今年で7年目、すっかり日テレの“顔”として板についてきた水卜麻美アナ。水卜アナのすごさは、才色兼備でどこか近寄りがたかったこれまでの女性アナウンサーのイメージを壊し、まったく新しいタイプの女子アナ像を作り上げてしまったことだろう。放送スタート時からアシスタントを担当している『ヒルナンデス!』では食レポを極め、“食いしんぼうキャラ”を確立。その“頑張り”によって入社後、最大7キロ増量したことがある彼女は、いつしか女子アナとしては珍しいぽっちゃり体型をいじられるようになるが、持ち前の明るさを武器に柔軟に対応しタレント顔負けの存在感を発揮していく。
スムーズな司会進行もさることながら、そういった親しみのある人柄やキャラクターが男女・世代を問わず多くの人から支持されている。寄せられた回答には、「彼女の食べっぷりを見ていると幸せな気持ちになれる」(北海道/30代・女性)、「健康的で可愛い笑顔に癒される」(東京/50代・女性)、「仕事を全力で頑張り、また楽しんでいるのが伝わってくる」(長野/20代・男性)、「いつも明るくて元気がもらえる」(大阪/40代・男性)とのコメントが目立ち、“ミトちゃん”がお茶の間の人々に元気を与えるビタミン剤、はたまた太陽のような存在になっていることが伺える。
担当番組としてはバラエティが多いことから、どうしても明るいキャラクターに目が行きがちだが、もちろんアナウンス技術にも定評がある。ナレーションでは番組のタイプによって声色を使い分け、先錬された大人たちが集う恵比寿エリアを紹介する『街活ABC』ではスタイリッシュに、親子向けの『ママモコモてれび』ではキャラクターのように愛らしく声入れをしており、「本当にミトちゃん?って思うくらい、ナレーションがすごくうまい! ニュース読みもとても聞きやすいです」(東京/20代・女性)との声も多い。水卜アナ自身、「アナウンス技術では絶対にイジられない!」というポリシーを持っており、誇り高く活動するその姿には「バラエティ以外でももっと見たい!」(岩手/30代・女性)、「報道系も担当してくれれば、ニュース離れしている人たちがもっと関心を持てるようになるのでは?」(岡山/30代・女性)などと、さらなる活躍を期待する声も寄せられている。
■フリー転身も“鬼門”にならず、活躍の場を広げるカトパン
2位はこの春にフリーアナウンサーとなり、活動の場をグッと広げた【加藤綾子】アナ。これまで通りバラエティやスポーツ番組などでMCを務めつつ、ファッション誌やCM、ラジオ番組に出演したり、初の著書『あさえがお』(小学館)を発売したり、“ゲスト”として番組やイベントに出演することも多くなった。持ち前のアナウンス技術や頭の回転の速さ、そしてこれまでの経験が大きな武器となり、「コメントにユーモアがある。フリーでも大活躍していると思うし見ていて楽しい」(岐阜/20代・女性)、「フリーになってもすごく安定感がある」(奈良/30代・男性)、「適度におもしろくてバランスも良い」(東京/50代・男性)、「すごくイキイキしてきた」(大阪/20代・女性)と転身後の活躍ぶりが高く評価されている。アナウンサーにとってフリーになることは鬼門となりうることもあるが、昨年と同じ順位をキープし根強い人気を示す結果となった。
■ついに“みんなの人気者”に! 田中みな実アナが初TOP10入り
続く3位には、昨年8位から大きく順位を上げたフリーアナウンサーの【夏目三久】がランクイン。フリーとなり6年目に突入した今年、転身後初めてのレギュラー番組で『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)を卒業。同番組で見出されたユーモアセンスと持ち前のルックスを強みに、引き続き『はくがぁる』(テレビ朝日系)などのバラエティ番組も担当しつつも、現在は『あさチャン!』(TBS系)、『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)という情報・報道番組を中心に活躍しており、フリーアナとしては最も本筋を極めている存在といえる。今年は夏に有吉弘行との交際・妊娠が報じられ、結果的に誤報であったものの好感度を左右する熱愛報道だけに、夏目にとってはマイナスになりかねない出来事であった。それでも同ランキングで大きく順位を上げた夏目は、改めてフリーアナウンサーとしての“質の高さ”を証明した。
今年初TOP10入りしたのは、フリーアナウンサーの【田中みな実】アナ(7位)と、テレビ朝日の【大下容子】アナ(9位)。TBS在籍時から“ぶりっ子”キャラで知られるみな実アナは、これまで大衆的な人気者というタイプではなかった。しかし、フリー3年目となる今年、「生きていても全然いいことがない」、「結婚への焦りが出始めた」などと、プライベートを赤裸々に語ったり、マイナス発言をしたり、“人間らしさ”を覗かせることでそれが好感度につながり、「アナウンス力が高くバラエティの進行も上手だから」(神奈川/10代・男性)との技術の評価に加え、「サバサバしていて面白い」(東京/20代・女性)、「一生懸命でかわいい」(神奈川/10代・女性)との声を集めた。
テレビ朝日の大下アナは、情報番組『ワイド!スクランブル』からバラエティ番組『SmaSTATION !!』まで、幅広くこなす入社24年目のベテランアナ。シーンによって柔軟に立ち振る舞う対応力が支持されているが、特に今年は『SmaSTATION !!』で長年コンビを組んできた香取慎吾の“SMAP解散”報道にまつわるコメントが大きな話題を呼び、ユーザーからは「出過ぎる事はないけど、ご自身の意見をしっかりと持っていらっしゃる」(岡山/30代・女性)、「芯が通っている。視野が広く、きちんと自分で考えた温かな発言が印象的」(神奈川/40代・女性)などのコメントが多く寄せられている。
第13回目を迎えた今年、いよいよ日テレ・水卜麻美アナが殿堂入りに大手をかけた。各局には毎年のように新人が加わり、一方で局を離れフリーとして活躍していくアナウンサーも年々増加傾向にある。混戦を極める女子アナ界だが、果たして水卜アナがこのまま殿堂入りを果たすのか、はたまた新勢力が台頭するのか。来年以降も女性アナたちの活躍から目が離せない。
【第13回好きな女性アナウンサーランキングTOP10】
1位 水卜麻美日本テレビ
2位 加藤綾子フリー
3位 夏目三久フリー
4位 有働由美子NHK
5位 大江麻理子テレビ東京
6位 赤江珠緒フリー
7位 田中みな実フリー
8位 竹内由恵テレビ朝日
9位 大下容子テレビ朝日
10位 桑子真帆NHK
【調査概要】
調査時期:2016年10月12日(水)~10月17日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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