「米軍機うるさくて」と容疑者供述　航空機レーザー照射

　川崎市上空を飛行する海上自衛隊機にレーザーポインターで光線を照射したとして、会社員の伊達和彦容疑者（５５）＝川崎市麻生区下麻生１丁目＝が威力業務妨害の疑いで逮捕された事件で、伊達容疑者が「夜中に米軍機がうるさくて、起こされたからやった。３年前からやっていた」と話していることが、神奈川県警への取材でわかった。自宅近くの河川敷などから照射していたという。

　県警国際捜査課によると、麻生区周辺では２０１４年から今年１１月末までに、自衛隊や在日米軍から、航空機に対してレーザー光線が照射されたとの通報が７３件あったという。県警は伊達容疑者の自宅などからレーザーポインター４本を押収し、調べている。