忘年会のお知らせ
昼食から戻ると会社のデスクにそう書かれた紙が置いてあった。
「忘年会のお知らせ。」
声に出して読んでみたところでなにも変わらない、とうとうこの季節がやって来たのだ。
「今年の忘年会は鍋ですよ!」
幹事を任された後輩君が、少しドヤ顔気味にわたしにそう言った。
このA4フルカラーの立派なお知らせを作ったのも彼だ。
たしか去年も鍋ではなかったか。そしてその前の年もさらに前の前の年も。
わたしにそうツッコミを入れて欲しいためのフリなのか、それとも店を確保した労力を労って欲しいだけなのか。
「今年もでしょ(笑)」
前者に賭けてわたしがそう言うと、後輩君はあからさまに不機嫌そうな顔を見せた。
どうやら後者だったようだ。
一年間お疲れさまでした!今日は思い切り飲んでこの一年の苦労をパーッと忘れてしまいましょう!というのが忘年会の趣旨だと推察する。
ところがどうだろう、忘年会を重ねる毎に年を忘れるどころか、イヤな思い出が益々増えていくのだ。
去年)一発芸をやることになり、手を使わずにズボンを脱ぐパフォーマンスを披露したのだが、お尻の動きが気持ち悪過ぎたため半分脱げたところでストップがかかった。
一昨年)カラオケを歌わされ、「マジンガーZ」を本気で歌ったところヒーローになり、しばらくアニキと呼ばれた。
一昨々年)記憶を無くし、目が覚めると自分の布団の中で大量のきざみネギを握りしめていた。
さらにその前の年は、、、
という具合に、忘年会にはろくな思い出がないのだ。
酒といえば、うちの相方さんは酔いが回るとソーラン節を踊り始める。
しかもキレッキレで。
南中ソーラン 振り付け【全体通し】 “極め組流” soran-bushi
この動画の左奥の女性の動きがまさに、それ。
これを酒の席で真顔でやられたら笑うしかないのだが、2:05からの動きで爆笑は頂点に達する。
2回目のデートぐらいでこれをやられ、わたしはこのコと付き合うことを決めた。
***
え〜っと、、今日は何の話でしたっけ?
そうそう忘年会!今年も飲むぞー!!
というわけで今日もお読み頂き、
ありがとう御座いました!
良い週末を!
ごはん一合