昨日から1人暮らしを始めたいわたです。
今日はたくさんの洋服を実家から運び出し、気付けば1日が終わろうとしています。
新しい環境に程よい緊張感を抱きつつ、人生初の1人暮らしをスタートさせて静かな部屋でブログを黙々と書き・・・
たいところですが、あれ、あんまり静かじゃない。
隣の部屋から常に聞こえてくる喋り声に、安い賃貸物件の現実を感じています。
・・・そんな前置きはほどほどにして。
今後の活動へ向けて気合いを入れるため環境を変えたぼくですが、いざ引っ越しをするとき心に誓ったことがひとつありました。
1人暮らし生活2日目。今日はそれを自分への戒めも兼ねて記事にしておきます。
自分が無力だという真実を、環境だけのせいにしてはいけない
これですこれ。もうこれは、少し気を抜くとすぐ楽な方向へ傾く思考停止しがちな自分に警告しておきたい。
人は誰も、自分が無力だという真実を環境だけのせいにしてはいけないんですよ。
そもそも環境「だけ」のせいとはどういう意図で言っているのか。
加えてぼくは自らを取り巻く環境の変化についてどう考えているのか。まずはそこから解説していきます。
新しい自分に出会いたいなら、何よりも先に環境を変えるべき
前提としてぼくは、人が変わる方法なんてそういくつもないと思っています。
人間が変わる方法は3つしかない。1つ目は時間配分を変えること。2つ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的。
引用:大前研一の名言 厳選集
上記の引用文はビジネスコンサルタントの大前研一さんによるお言葉。
大前さんは人が変わるために有効な方法としてこの3つを紹介されていますが、これらの言葉をよく眺めてみてください。
この3つは全て、つまるところ「環境を変える」ことに付随して起こる出来事に過ぎないんですよね。
今まで生活していた場所から少し離れてみたり、これまでは全く縁のなかった人達のコミュニティに頭を突っ込んでみたり・・・。
新しく飛び込んだ環境に適応するためには、これまでの自分の生活リズム(時間配分)を変える必要があるかもしれない。
コミュニティが主に活動している場所が自分の住んでいる場所から遠いなら、住む場所だって変える必要があるかもしれない。
これまで自分と全く縁のなかったコミュニティに頭を突っ込めば当然、普段付き合う人だって変わってきますよね。
ぼくが大前さんの言葉に強い説得力を感じている理由はたったひとつ。
実際にぼく自身が自らの変化を振り返ったとき、これら3つの道を例外なく通っていたからなんですよ。
だから言い切れます。人間が大きく変わるための方法なんてこの3つくらいしかありません。
何をするにも人に流されていたぼくが、自分の頭で物事を考えるようになるまで
大学3年生の夏まで、ぼくは何をするにも人の意見に倣い「周りがいいならそれでいい」をモットーに20年と少しの人生を歩んできました。
世間にはそんな雰囲気があるし、多数決で投票数の多い側を選べば何をするにしても失敗することはないと感じていたんです。
今思えば果たしてそれで本当に自分の人生を「歩んでいた」と言えるのか。
本当に地に足をつけて自らの足で歩いていたのか?と疑問に思ってしまいます。
自らの人生を左右するような選択であっても、判断を下すのはぼくの頭ではなく大衆の意見。
完全に思考停止していたぼくは、その一方でそんな自分に危機感を感じていました。
何とかしてこんな自分を変えてやりたい。
その一心で意識の高い学生団体に話を聞きに行ったり、自己啓発本を読みまくったり・・・あの手この手を使ってあがいていました。
そのどれもが長続きせず、以前と同じ退屈な毎日を過ごしていたぼく。
今でも続けているブログは、その当時に出会ったものでした。
意識の高い学生団体は少し苦手な雰囲気だったし・・・自己啓発本はもう読み飽きた。
そう思っていたぼくがまたしても興味を持って手を出したブログ。これには他と違って「楽しい」という感覚があったんです。
直感的にそう感じたぼくはこれにのめり込んでいき、もっと知りたいと思った頃にはブロガーのコミュニティに頭を突っ込んでいました。
そこで出会った多種多様かつユニークな人たち。
気付けばぼくはそれに合わせて時間配分(物事の優先順位)を変えていたし、付き合う人だって大学の友達ではなくブロガーになっていた。
さすがに住む場所は変えられなかったものの・・・少しでもそのコミュニティから知識を吸収しようとブロガーの多く集まる都内へ繰り出すように。
これまで1週間の全てを千葉で過ごしていたぼくが、週に3~4回は都内へ行くとなれば、それは生活に大きな変化を与えました。
自分の頭で考えた意見を、自分の言葉で世に発信するブロガーってカッコイイな。
そんな憧れと興味から身を置く環境を変えてみたら、ぼくは以前のぼくとは見違えるほど自分の人生を、自分の足で歩くようになりました。
そうじゃないと就職せず独立する道なんて怖くて選べませんからね。
これまで他人の意見に流されるがまま生きてきたぼくが、身を置く環境を変えて1年で大きく変わることができたんです。
ずっと楽しいものだと思っていた大学の飲み会も、ブロガー同士の飲み会と比べれば退屈なものになっていました。
環境を変えれば人は変われるけど、それに慣れてはいけない
大前さんの言葉からも、ぼくの実体験からも、人間は環境を変えれば思っているよりも簡単に変われることは分かって頂けたはず。
どんなに「今日から〇〇するぞ!」と気合いを入れて意気込んでも意味はないんです。
それならいっそ身を置く環境を変えて「〇〇せざるを得ない」状況に自らを追い込んであげる方が圧倒的に早いんですよ。
その意味を込めての「環境を変えれば人は変われる」なのですが・・・ただ、ここにはひとつ大きな問題が付きまとう。
それが全人類における非常に厄介な敵、「慣れ」です。
いちど環境を変えたことに伴った変化を経験すると、もし再び自分を変えたいと思ったときにまた「環境を変えればいい」と思うでしょう。
そうやって同じことを繰り返そうとしてしまう時点で、慣れという厄介な敵に頭を侵略されている証拠なんですよね。
変化を望むなら環境を変えるという手段を選ぶことはとても有効です。
けれど「環境を変えれば何とかなる」と、それに頼るのは非常に危険な行為です。
今回ぼくは1人暮らしを始めて強制的に環境を変えました。
が、次も変化を望むなら環境は変えるにしろ、違ったアプローチをかけてあげることは必須だと感じています。
それが思考停止せず前に進み続けるためのたったひとつのコツ。
自らを取り巻く環境を変えれば、人は大きく変化することができる。逆に言えば環境を変えなければ人は無力なまま。
加えてさらに大きく変化したいなら、自分が無力な真実を環境だけのせいにしてはいけない。
これを心に刻んでぼくは前に進んでいきます。